食に関する本 その1:「いなかのうまいもの」(国分一太郎)
  高校から大学にかけて、民俗学や食文化に関する本や資料をずいぶん集めていましたが、大学卒業後それらとまったく関係のない仕事についたので、その大半は結婚・転居を機に売り払い、引越し代の足しにしました。そのときは「もう民俗学や食文化に深入りすることはないだろう」と思ったのですが、やはり好きで始めたことはなかなかやめられないもので、その後もおもしろそうな本や雑誌を見かけるたびについ買ってしまいます。先日ふと見たら、そうしたものが民俗学関係で段ボール1箱分、食関係では4箱分くらいたまっています。業(ごう)ですなあ(笑)。
 それらのうち食に関するものはそのときどきの興味で買ったものなので玉石混淆ですが、それらの中から私がおもしろいと思ったものを取り上げて紹介してみようと思い立ちました。とりあえず不定期にほそぼそと続けていって、飽きたらやめます(笑)、っていうか、最初集中的にガッとやってすぐやめちゃうかも(こうなる可能性もかなり高い・・・?)。

いなかのうまいもの 最初に紹介するのは『いなかのうまいもの』(国分一太郎(こくぶん・いちたろう)著 晶文社 1980年)。これは学生のときに買ったもののうちの数少ない生き残りの一冊。国分一太郎氏は1911年に山形県の東根(ひがしね)市に生まれ、山形県師範学校を卒業後小学校教師となり、生活綴り方の実践を通して作文教育の実践家・理論家として活躍され、1985年に亡くなりました。
 この本は著者が生まれ育った山形県村山地方の食と生活を中心に、方言を交えていきいきと描いたエッセイ集で、著者の言葉を借りると、
「ここには、いなかそだちのわたくしが、幼いころに食ったもの、いまもなつかしがって食うもの、東北のひとが、昔から食いついできたもの、その食いかた、食ってたのしむ心のなかなどのことが、書いてある」とのことです。

<家蔵のは30年近く前に買った初版なのでずいぶん汚れてしまっているが、版元で品切れだか絶版だかみたいで、いい画像がないんです(汗)。味わいのあるカットも著者によるもの。>
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| 食に関する本 | 23:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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