初めての青梅 その2 〜旧青梅街道から住吉神社・西分神社〜

 2018年8月25日に初めて訪れた青梅レポート第2弾。旧青梅街道を歩き、地元の神社にお参りします。

 

 青梅駅前のロータリーから南へ伸びる大通りを少し歩くとすぐに旧青梅街道と交差するので、交差点を左へ折れて、東の方、立川方面へ歩きます。天気がよくて日向は暑く、日陰になる通りの南側の方が歩きやすいです。

 

 通りにはいかにも昭和を感じさせる商店の建物が並び、さらに昭和の映画の看板が掛かっていて、なるほど「昭和レトロの町」ですね。

 この写真だとちょっと見にくいんですが、3軒並んだお店の一番左のお店は「間坂屋紙店」というお店です。実際には紙だけじゃなくて文房具や事務用品も売ってるんですが、昔は紙(おそらく洋紙)や便箋、ノートといった紙製品だけで商売が成り立った時代もあったのかも知れませんね。そしてこのお店の店名、まさかの「まさか屋」さん、ですか?

 

 歩道にはこのようなタイルがはまっている部分もあり、何だか街全体がドレスアップしている感じがあります。「劇場型の街並み」とでもいいましょうか。劇場型というと何だか特殊詐欺の手口みたいですが、こういう劇場型は大歓迎です。

 

 

 商店の店先で一杯ひっかける、じゃない一息入れる昭和の少女二人・・・いやいや、今は平成30年ですから。

 別にヤラセでもモデル撮影でも何でもない絶対非演出の完全ドキュメント(大げさな笑)なんですが、お店のたたずまいがいかにも昭和レトロなだけに、絵になりすぎですね。欲を言えば絞り開放で後ボケの絵にしたかったですが、そこはコンデジなもので・・・いや、いっそ白黒にしちゃってもよかったかな。うんうん、これはやっぱり「劇場型の街並み」の力ですよ。

 

 

 

 「ここは歩道乗り上げ駐車禁止です」という看板が見えます。この通りの歩道には縁石がなく建物の前の歩道が切り下げてあるだけで、歩道と車道の段差もそれほど高くないので、地元の方の車は段差をそれほど気にする風でもなく、けっこう大胆に歩道に乗り上げてきます(私の普段の生活圏内の歩道にはほぼ縁石があって歩道乗り上げはほとんどないので、最初はちょっとびっくりしました)。それでこういう看板が必要になるのでしょうが、かと言って縁石でがっちり車を締め出すわけでもなく、車の側もそこは遠慮するという阿吽の呼吸がまたなんともいい感じです。

 

 今回の青梅訪問の最重要目的である「青梅麦酒」はすぐに見つかりました。青梅駅から旧青梅街道に出て東へ50mほど行くと通りの南側にあります。店名の看板はないが「カネボウチェーン店 いたや」という日除けが目印。正面ガラス戸に「青梅麦酒」と書いてあります。しかし「あったー♪」と喜んで早速入って呑んじゃうと街歩きに支障が出そうなので、ここはぐっとこらえて帰りに立ち寄ることにします。

 なお、観光案内所で紹介された青梅赤塚不二夫会館・昭和幻燈館・昭和レトロ商品博物館もこの旧青梅街道沿いにあります。しかし私はこの3館にはあまり興味がわかず、特にこの日は初めて訪れた街のいろいろな姿を見たかったので、博物館系は遠慮しました。すみません、へそ曲がりなんです

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| 地域とくらし、旅 | 16:24 | comments(0) | - | pookmark |
初めての青梅 その1 〜青梅駅とそのごく周辺〜

 青梅という地名を私が初めて知ったのは、奈良に住んでいた小学生時代でした。当時友達の影響でテツだった私は、東京の青梅という所に鉄道公園があり、蒸気機関車を含む国鉄(当時)の車両が展示されていることを知り、ぜひその鉄道公園に行ってみたいと思いましたが、かないませんでした。その後私は国立市にある高校に通うようになり、青梅は私の高校の学区となったのですが、この頃にはテツ熱もやや冷めて、青梅を訪れる機会はありませんでした。
 ところが今年の7月23日、青梅で最高気温40.8度を記録し、青梅が東京都で一番暑い街となったことが、私の青梅への興味をそそりました。私の理解では青梅は関東山地を流れてきた多摩川が関東平野に向かって形成した武蔵野扇状地の扇頂部に位置する宿場町で、標高もそこそこ高く、海風の及ばない内陸ではあるが盆地でもないし、ヒートアイランド現象が起きるような都市部ではさらさらないはずで、なぜ東京で一番暑い街になったのか、ちょっとわからなかったのです。その後この高温の原因はフェーン現象らしいということで「ああ、なるほど」と納得したのですが*、これまでの己の人生を振り返ってみると、鉄道公園の件だとか高校の学区だったとか、以前から青梅には何かと縁があるような気がするのです。そこで一つこれを機会に現地を訪れてみようと思い立ち、8月25日(土)の朝、常磐線荒川沖駅へと向かうバスに乗り込みました。

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