アケビの花言葉に関する架空の対話

アケビの花 茨城の田舎の工業団地の外れにある会社の周りも新緑に包まれ、田植えのために田んぼに水が張られるようになった4月も末つ方のある日の昼休み、カメラ片手に散歩していたらアケビの花を見つけました。アケビは雄しべだけの雄花と雌しべだけの雌花が一本の木に咲く「雌雄異花」というちょっと変わった咲き方をします。この写真でこっち向いて咲いてるのはたまたま雄花ばかりのようですが。

 ところで、このアケビの花の花言葉は「才能、唯一の恋」なんだって ―― そう、このピンクの可愛い花のうちはいかにもそういう感じだね。でもこの可憐な「才能、唯一の恋」が、秋にはゴロンとしてガハハと大口開けて笑ってるあの実になるのかと思うと、何だかちょっと ―― いやいや、つまりそれが豊かで満ち足りた正しい一生なわけで、だから人間だってね ―― え、何?聞こえな〜い(笑)

| 身近な自然 | 14:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
自分が指揮する演奏会〜東京サロンオーケストラ第41回シンフォニックコンサート

 自分が出る演奏会の予告です。6月1日の午後、東京都板橋区の板橋区立文化会館大ホールにて、東京サロンオーケストラ第41回シンフォニックコンサートを指揮します。御用とお急ぎでない方はどうぞ聞きにいらしてください。

第41回チラシ東京サロンオーケストラ 第41回シンフォニックコンサート
日時:2013年6月1日(土) 13:00開場 13:30開演
場所:板橋区立文化会館 大ホール(東京都板橋区)
曲目:交響詩「真昼の魔女」(ドヴォルザーク)
    ピアノ協奏曲 イ短調(グリーグ)
    交響曲第7番(ドヴォルザーク)
独奏:入江かつら(Pf)
指揮:金田 誠

 今回は私が所属するもう一つのオーケストラ、土浦交響楽団の第66回定期演奏会と日程が重なってしまいました。土浦交響楽団は例年日曜日に演奏会を行っているので、最悪2日続きの本番にはなっても両方かけもち可能と踏んでいたのですが、今回ばかりは会場の関係で土響も土曜日となって重なってしまったのです。東京サロンオーケストラの本番は16時頃に終わる見込みなので、板橋区立文化会館からつくばのノバホールまで1時間以内で移動できれば17時開演の土響定期にも出演できるのですが、そりゃ無理だわな。それに土響の曲さらってないし(^^;;

 一見していわゆる有名曲が少ない地味なプログラムですが、アンコールまで含めてお楽しみいただけるよう一生懸命努めます。なお演奏会は入場無料ですが、消防法の関係で立ち見が出せないので入場整理券が必要になります。お出でいただける方は私までご連絡くだされば券をご用意いたしますので、よろしくお願いいたします。
(この記事へのコメントでご連絡先をお知らせいただいてもけっこうです。私の方でコメントではなく私信として扱い、内容は公開せず消去します。)

| オーケストラ活動と音楽のこと | 18:57 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
友人が紹介してくれた本〜『いのちの窓』と『人生がときめく片づけの魔法』

 このところ友人が紹介してくれた本で自分の世界が広がっています。

 高校の同級生で、沖縄で芭蕉布の工房「工房風苧(ふう)」をやっている平山ふさえさんが、ご自分のブログ「工房風苧 芭蕉布日和」に河井寛次郎の『いのちの窓』について書いてくれました。私はかなり前のことですが柳宗悦(やなぎ・むねよし)の著書を集中的に読んだ時期があり、その時から河井寛次郎の名前は承知していましたが、積極的に作品を見たり著書を読んだりすることはありませんでした。しかし平山さんのブログで紹介された『いのちの窓』のアフォリズムは私の行きたい道を指し示すようなものばかりです。それで河井寛次郎への関心が高まっていた折も折、先日(4月21日)たまたまチャンネルを合わせたNHK教育「日曜美術館」(この時間はふつう大河ドラマを見ている)で河井寛次郎が取り上げられたので、興味深く見ました。これはただの偶然ではないな、呼ばれたな・・・

 というわけで、さっそく読んでます、河井寛次郎。

河井寛次郎の本<左は『いのちの窓』(東方出版 平成19)、右は『近代浪漫派文庫28 河井寛次郎 棟方志功』(新学社 2004)。
 『いのちの窓』は冒頭に無題の前書きのような短い文章があり、それに「前篇 火の願ひ」・「後篇 いのちの窓」・「自解」・「後記」の四部が続く。「前篇 火の願ひ」と「後篇 いのちの窓」はアフォリズムの束で、「自解」は個々のアフォリズムに対する自由なコメントだが、すべてのアフォリズムにコメントしているわけではなく、順番も概ね「後篇 いのちの窓」に沿ってはいるが不同。大字でゆったり組んであるので、全64ページはただ読むだけならあっという間に読めるが、折に触れて繰り返し繰り返し一生かけて読める本。(旧字・旧かな)
 『近代浪漫派文庫28 河井寛次郎 棟方志功』には河井寛次郎の「六十年前の昔(抄)」と棟方志功の「板響神(抄)」を収める。いずれも数ページずつの短いエッセイ集で、いささか失礼な話だがトイレ本に格好な作り。ちなみに私はトイレの外で読んでますよ。(新字・旧かな)>

 さらに、こちらのブログにもときどきコメントをくださっている safo さんことなごみさんが、以前ご自分のブログ「元気に、ハッピーになりたい」の中で言及した『人生がときめく片付けの魔法』(近藤麻里恵)も、読んで目からウロコでした。この連休は片付け三昧かな〜、と今からわくわくしています。
 なごみさんは私の高校の後輩で、今は厳しい闘病生活を送っています。ハッピーであれ、なごみさん!あなたのおかげで私もハッピーにさせてもらえそうですよ。

人生がときめく片づけの魔法<『人生がときめく片づけの魔法』(近藤麻里恵 サンマーク出版 2011)。著者曰く「たんなる片づけノウハウではない」「片づけにおける正しいマインドを身につけて「片付けられる人」になるための方法」(いずれも「はじめに」より引用)を書いた本。一度通読し終わり、今は読み返し中。正しい順番で短期に一気に完璧に片付ければ二度とリバウンドしないというその方法論が気に入った。とりあえずやってみよう。>

| 本のこと | 19:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ドヴォルザークの交響曲第7番とブラームスのピアノ協奏曲第2番

 某オケで6月1日の演奏会に向けて、ドヴォルザークの交響曲第7番を練習しています。ドヴォルザークの交響曲といえば何といっても第9番「新世界より」が断トツの一番人気で、第8番(最近はあまり聞かないが、以前は「イギリス」と呼ばれることもあった)がこれに次ぎ、第7番はこれらからやや遅れて3番人気といったところでしょうか。
 この交響曲第7番は第一楽章が6/8拍子、第三楽章が6/4拍子で書かれていますが、この6拍子というのは非常に曲者(くせもの)で、1小節が123|456と二つにも割れるし12|34|56と三つにも割れるので、ドヴォルザークはそこを大いに利用して、曲が2拍子的に進んでいる中に突然3拍子的な小節が割って入ったり、トロンボーンだけが2拍子系で他の楽器が3拍子系で動いたりといったヤヤコシイことをぬけぬけと、楽しそうに書いています。演奏者泣かせです。

 さて、この曲の第一楽章はソナタ形式をとっていますが、その第二主題はフルートとクラリネットで、下の譜面のように始まります。

クラリネット パート譜<譜例はクラリネットのパート譜を紹介しています。変ロ長調のためフルートのパート譜にはフラットが2つ付きますが、クラリネットは移調楽器でここではB(変ロ)管が指定されているので、パート譜はフラット不要で、このまま「ミーレファーミ|レードシーラ」と読めばそのまま旋律になります(つまり変ロ長調を移動ドで読んでいることになる)。>

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| 聞いて何か感じた曲、CD等 | 19:54 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |

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