2012.05.31 Thursday
久しぶりに店で買ったCD
ちょっと前のことになりますが、5月の2日にお店でCD買いました。最近はCDというとiTunesでダウンロードしたりネット通販で買ったりすることがほとんどなので、店頭で選んで買うなんてひさしぶり、少なくとも今年は初めてですよ・・・と言っても、実は近場のブックオフの500円/250円コーナーで漁ったものです。よく売れてる定盤はブックオフの中古でもそれほど割安感がないので、私みたいなへそ曲がりが狙うべきは500円とか250円の定額コーナーです。財布にも優しいし。
シェーンベルク:「浄夜」(弦楽六重奏版)Op.4 / 弦楽三重奏曲 Op.45 / ピアノ伴奏つきヴァイオリンのためのファンタジー Op.47
シェーンベルク・アンサンブル
シェーンベルク・アンサンブルってこれまで全然知らなかったのですが、演奏者の名前を見たら、ヤネッケ・ファン・デア・メーア(Vn)とかシギスヴァルト・クイケン(Va)とか、古楽の奏者として知ってる名前がちらほら、しかもバロック・ヴァイオリン奏者のシギスヴァルト・クイケンがヴィオラで参加してる!というわけで、ひょっとしてバロック・ピッチでノン・ヴィブラートで弾いてやしないか、なんて・・・もちろんそんなことしてません(笑)。
私はこの曲には特に思い入れがないのでこの演奏がいいとか悪いとかの判断もできませんが、弦楽六重奏版らしい、奏者同士がよく聴き合った演奏だなぁと思いました。指揮者が立つ弦楽合奏版や、六重奏版でもやはり指揮者が立つ盤(私のはピエール・ブーレーズ指揮の、ただし古いドメーヌ・ミュジカルのLPですが)なんかとは味わいが違います。しかし「浄夜」聞いたの何年ぶりだろうか。すごく懐かしかった。
余白―と言ってよいのか微妙ですが―の2曲はいずれも十二音技法による曲で、すぐにお友達になれるような曲ではありませんでした。もっと聞き込まないとね。
<上の写真はわが家の「浄夜」たち。黒くて大きいのは指揮者が立つ六重奏版・ピエール・ブーレーズ指揮ドメーヌ・ミュジカル・アンサンブルのLP盤(日本コロムビア O7572-EV)。左のCDが今回買ったシェーンベルク・アンサンブル盤(PHILIPS 416 306-2)。右のCDは以前から持っているダニエル・バレンボイム指揮イギリス室内管弦楽団による弦楽合奏版(EMI CDM5 65079 2)です。>
<おっと、これを忘れてはいけない・・・私の持っている「浄夜」の中では一番迫力がありますね。オットー・クレンペラー指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の1955年7月7日のライブ盤(archiphon ARC-101)です。1885年生まれのクレンペラーにとって1899年作曲・1917年弦楽合奏編曲・1943年改訂のこの曲は、まさに文字通りの contemporary music (同時代の音楽/現代音楽)であったはずですし、クレンペラーとシェーンベルクは、特にアメリカ亡命後は親しい友人同士でした・・・いやしかしこのCDを讃えるのがこの文章の目的ではなかったのだった(苦笑)>
シェーンベルク:「浄夜」(弦楽六重奏版)Op.4 / 弦楽三重奏曲 Op.45 / ピアノ伴奏つきヴァイオリンのためのファンタジー Op.47
シェーンベルク・アンサンブル
シェーンベルク・アンサンブルってこれまで全然知らなかったのですが、演奏者の名前を見たら、ヤネッケ・ファン・デア・メーア(Vn)とかシギスヴァルト・クイケン(Va)とか、古楽の奏者として知ってる名前がちらほら、しかもバロック・ヴァイオリン奏者のシギスヴァルト・クイケンがヴィオラで参加してる!というわけで、ひょっとしてバロック・ピッチでノン・ヴィブラートで弾いてやしないか、なんて・・・もちろんそんなことしてません(笑)。
私はこの曲には特に思い入れがないのでこの演奏がいいとか悪いとかの判断もできませんが、弦楽六重奏版らしい、奏者同士がよく聴き合った演奏だなぁと思いました。指揮者が立つ弦楽合奏版や、六重奏版でもやはり指揮者が立つ盤(私のはピエール・ブーレーズ指揮の、ただし古いドメーヌ・ミュジカルのLPですが)なんかとは味わいが違います。しかし「浄夜」聞いたの何年ぶりだろうか。すごく懐かしかった。
余白―と言ってよいのか微妙ですが―の2曲はいずれも十二音技法による曲で、すぐにお友達になれるような曲ではありませんでした。もっと聞き込まないとね。
<上の写真はわが家の「浄夜」たち。黒くて大きいのは指揮者が立つ六重奏版・ピエール・ブーレーズ指揮ドメーヌ・ミュジカル・アンサンブルのLP盤(日本コロムビア O7572-EV)。左のCDが今回買ったシェーンベルク・アンサンブル盤(PHILIPS 416 306-2)。右のCDは以前から持っているダニエル・バレンボイム指揮イギリス室内管弦楽団による弦楽合奏版(EMI CDM5 65079 2)です。>
<おっと、これを忘れてはいけない・・・私の持っている「浄夜」の中では一番迫力がありますね。オットー・クレンペラー指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の1955年7月7日のライブ盤(archiphon ARC-101)です。1885年生まれのクレンペラーにとって1899年作曲・1917年弦楽合奏編曲・1943年改訂のこの曲は、まさに文字通りの contemporary music (同時代の音楽/現代音楽)であったはずですし、クレンペラーとシェーンベルクは、特にアメリカ亡命後は親しい友人同士でした・・・いやしかしこのCDを讃えるのがこの文章の目的ではなかったのだった(苦笑)>