久しぶりに店で買ったCD
 ちょっと前のことになりますが、5月の2日にお店でCD買いました。最近はCDというとiTunesでダウンロードしたりネット通販で買ったりすることがほとんどなので、店頭で選んで買うなんてひさしぶり、少なくとも今年は初めてですよ・・・と言っても、実は近場のブックオフの500円/250円コーナーで漁ったものです。よく売れてる定盤はブックオフの中古でもそれほど割安感がないので、私みたいなへそ曲がりが狙うべきは500円とか250円の定額コーナーです。財布にも優しいし。

シェーンベルク:「浄夜」(弦楽六重奏版)Op.4 / 弦楽三重奏曲 Op.45 / ピアノ伴奏つきヴァイオリンのためのファンタジー Op.47
シェーンベルク・アンサンブル

浄夜1 シェーンベルク・アンサンブルってこれまで全然知らなかったのですが、演奏者の名前を見たら、ヤネッケ・ファン・デア・メーア(Vn)とかシギスヴァルト・クイケン(Va)とか、古楽の奏者として知ってる名前がちらほら、しかもバロック・ヴァイオリン奏者のシギスヴァルト・クイケンがヴィオラで参加してる!というわけで、ひょっとしてバロック・ピッチでノン・ヴィブラートで弾いてやしないか、なんて・・・もちろんそんなことしてません(笑)。
 私はこの曲には特に思い入れがないのでこの演奏がいいとか悪いとかの判断もできませんが、弦楽六重奏版らしい、奏者同士がよく聴き合った演奏だなぁと思いました。指揮者が立つ弦楽合奏版や、六重奏版でもやはり指揮者が立つ盤(私のはピエール・ブーレーズ指揮の、ただし古いドメーヌ・ミュジカルのLPですが)なんかとは味わいが違います。しかし「浄夜」聞いたの何年ぶりだろうか。すごく懐かしかった。
 余白―と言ってよいのか微妙ですが―の2曲はいずれも十二音技法による曲で、すぐにお友達になれるような曲ではありませんでした。もっと聞き込まないとね。

<上の写真はわが家の「浄夜」たち。黒くて大きいのは指揮者が立つ六重奏版・ピエール・ブーレーズ指揮ドメーヌ・ミュジカル・アンサンブルのLP盤(日本コロムビア O7572-EV)。左のCDが今回買ったシェーンベルク・アンサンブル盤(PHILIPS 416 306-2)。右のCDは以前から持っているダニエル・バレンボイム指揮イギリス室内管弦楽団による弦楽合奏版(EMI CDM5 65079 2)です。>
浄夜2
<おっと、これを忘れてはいけない・・・私の持っている「浄夜」の中では一番迫力がありますね。オットー・クレンペラー指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の1955年7月7日のライブ盤(archiphon ARC-101)です。1885年生まれのクレンペラーにとって1899年作曲・1917年弦楽合奏編曲・1943年改訂のこの曲は、まさに文字通りの contemporary music (同時代の音楽/現代音楽)であったはずですし、クレンペラーとシェーンベルクは、特にアメリカ亡命後は親しい友人同士でした・・・いやしかしこのCDを讃えるのがこの文章の目的ではなかったのだった(苦笑)>
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| 聞いて何か感じた曲、CD等 | 21:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
自分が出た演奏会:東京サロンオーケストラ第40回シンフォニックコンサート
 東京サロンオーケストラは創立以来50年を超える歴史を持つ長寿オーケストラ。年一回のシンフォニックコンサートも今回で40回を数えます。今回は「40回記念 感謝のご招待公演」と銘打って入場無料としました。しかし昨年よりお客さんの人数は若干少なかったのです・・・これは間違いなく東京スカイツリーのせいでしょう。何せ開業以来最初の週末で天気も申し分なかったですからねぇ、そっち行っちゃった方も多かったのでは。

東京サロンオーケストラ 第40回シンフォニックコンサート

日時:2012年5月26日(土)13:30開演
場所:板橋区立文化会館 大ホール(東京都板橋区)
曲目:ワルツ「ウィーン娘」(ツィーラー)
   交響曲第7番(ベートーヴェン)
   バレエ「くるみ割り人形」抜粋(チャイコフスキー)
    アンコール曲
   悪魔の踊り(ヘルメスベルガー)
ナレーション:前野 愛(「くるみ割り人形」)
指揮:中林昭博

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| 自分が出演した演奏会 | 23:59 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
自分が出た演奏会:土浦交響楽団第64回定期演奏会
 アップが非常に遅れてしまいましたが、5月13日(月)に土浦交響楽団第64回定期演奏会が行われました。
 この日はつくば4大まつり(まつりつくば、つくばフェスティバル、筑波山梅まつり、つくば物語)の一つ「つくばフェスティバル」の2日目に当たり、演奏会場のノバホール周辺は快晴の空のもと露店が並びヒーローショーありライブありミニトレインあり等々で大変賑わっていました。土響もテント出してビラ配ったりチケット即売したりすればお客さん倍増だったかも?

土浦交響楽団第64回定期演奏会

日時:2012年5月13日(日)14:00開演
場所:ノバホール(茨城県つくば市)
曲目:交響的スケルツォ「魔法使いの弟子」(デュカス)
   ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491(モーツァルト)
   交響曲ニ短調(フランク)
    アンコール曲として
   小組曲より第4曲「バレエ」(ドビュッシー/ビュッセル)
ピアノ:福田ひかり
指揮:大河内雅彦

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| 自分が出演した演奏会 | 23:38 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
ルクジューのこと
 沖縄に工房を構えて芭蕉布を織っている高校の同級生(こちらです、どうぞご贔屓に!)が、沖縄県立博物館で開催中(5月27日(日)まで)の沖縄復帰40周年記念「紅型BINGATA 琉球王朝のいろとかたち」展を見て大変感動した、とブログに書いていました。
 紅型(びんがた)が沖縄の染物であることだけは何となく知っていましたが、この機会に紅型についてもっときちんと知っておこうと調べているうちに、面白いものに出会いました。
 それは「ルクジュー」というもので、紅型の型紙を彫るときの下敷きに使うのですが、何と豆腐で作るのです。豆腐を陰干しまたは冷蔵庫で2ヶ月ほどかけて乾燥させた、10cm四方ほどの茶色い固い塊で、カンナで削って表面を平らにするというのですが・・・あれ?それって六条(ろくじょう)豆腐じゃないの?
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| ことばのこと | 21:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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