ペトリカメラと私
 私は父の仕事の関係で中学校を3つやってます。つまり毎年転校していたわけで、入学してから一年生の二学期までは岡山県倉敷市、一年生の三学期と二年生は愛知県名古屋市千種区(のち名東区)の中学校で過ごし、三年生をやって卒業したのは東京都足立区の中学校でした。その足立区の中学校の隣に、コンクリートの塀に囲まれた工場らしき一画がありました。塀に「ペトリカメラ」とペンキで書いてあったような気もします。今振り返るとそれは、今は無きペトリ Petri というブランドのカメラを製造していたペトリカメラ株式会社(旧・栗林写真工業株式会社)の本社と工場だったのです。しかし当時の私はカメラに関心がなく、その工場も会社名も特に私の注意を惹きませんでした。

 やがて高校に入ると新しい人間関係ができ環境も変わり、私も写真やカメラに関心を持つようになりました。当時私が使っていたカメラは父から譲り受けたコニカ III という古いレンジファインダーカメラでしたが、その頃にはレンズシャッターのシャッター羽根に油が回ってしまい、羽根同士が密着して作動しなくなっていました。そんな折も折、叔父がカメラを買い換えるというので、それまで叔父が使っていたカメラを譲り受けることにしました。そのカメラがあのペトリカメラ製のペトリ V6II という一眼レフだったのです。

ペソリ<ペトリ V6II の雄姿。写真はネット上にあったものを拝借しました。左の黒いのはソフトケースです。
 シャッターは横走り布幕フォーカルプレーンシャッター、シャッタースピードはBと1/2〜1/500で自動露出(AE)はなし。ストロボ同調は1/30と1/60の間に設定されています。露出計は内蔵されていませんが、ボディ前面の巻き上げレバーとシャッターダイヤルのすぐ下あたりに物を引っ掛けられる突起があり、シャッターダイヤル上面の1/500のすぐ横にカップリング用のピンが出ていることから、ここに取り付けられる外光測光式・シャッター速度優先の専用露出計があったと思われます。
 シャッターボタンがボディ上部でなく前面に斜めについているのが外見上の大きな特徴で、これは旧東独のペンタコンなんかと同じですね。ニコン F シリーズと共通のかぶせ式ケーブルレリーズが使えます。シャッターストロークは比較的短く反応はシャープだったと思います。その下にタイマーがあり、レバーを巻くと現れる小さなボタンを押してスタートします。ファインダーは一般的なスプリット+マイクロプリズムだったように覚えています。視度調整レンズが付けられたかどうかは記憶にありません。
 レンズ交換はレンズをボディに当てて周囲のリングで締め付けるブリーチロック(スピゴット)式で、この方式はボディ側のマウントとレンズのバヨネットが擦れ合わないので磨耗しないのが利点とされていますが、最近のカメラには採用されてませんね。またレンズに Auto という表示がありますが、これは全自動絞り(絞りを設定しても開放のままフレーミングとフォーカシングができ、シャッターを切ると同時に設定した値まで絞り込まれて撮影、撮影後は再び絞り開放に復帰する)の Auto で、自動露出(設定したシャッター速度に対する適正な絞り値を自動で設定する:AE)や自動焦点(オートフォーカス:AF)の Auto ではありません。
 何てったって露出は勘で決め、ピントは目で見ながら手で合わせる全手動カメラですから操作は非常にシンプルで、取説なんか無くたってすぐ使えます。実際私はこのカメラの取説を見たことがありません。うぅ〜懐かし楽しい〜>

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| 写真とカメラ | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
自分が出た演奏会:大田区立特別養護老人ホーム演奏会
老人ホーム演奏会 年も押し詰まってきた12月17日(土)、私の今年最後の演奏会本番がありました。ここ3、4年続けてお伺いしている大田区の老人ホームの慰問演奏会です。私は一昨年の演奏会には参加しましたが(こちら)昨年は予定が合わず出られなかったので2年ぶりになります。
 そういえば一昨年は最寄の京浜急行の梅屋敷駅は地上駅でしたが、今回行ってみると下り線は地上駅、上り線は高架という2階建ての駅になってました。来年来るときには全面高架になっているかな?

東京サロンオーケストラ 大田区立特別養護老人ホーム演奏会
日時:2011年12月17日(土) 13:30開演
場所:場所:大田区立特別養護老人ホーム蒲田在宅サービスセンター(東京都大田区)
曲目:東京ラプソディー(詞:門田ゆたか 曲:古賀政男)
   ドナウ川のさざ波(イヴァノヴィッチ)
   浜辺の歌(詞:林古渓 曲:成田為三)
    ここからは歌詞カードを配って一緒に歌っていただきました
   蘇州夜曲(詞:西條八十 曲:服部良一)
   冬景色(文部省唱歌)
   見上げてごらん夜の星を(詞:永六輔 曲:いずみたく)
   川の流れのように(詞:秋元康 曲:見岳章)
    再びオーケストラの演奏で
   クリスマス・フェスティヴァル(ルロイ・アンダーソン)
    最後に一緒に歌っていただきました。
   故郷(詞:高野辰之 曲:岡野貞一)
    予定外のアンコール演奏
   東京ラプソディー
独奏:中林昭博(Vn. 「浜辺の歌」)
指揮:Matthis

 指揮のマティスさんは1年半くらい前から東京サロンオーケストラに参加しているフランス人の好青年で、ピアノと指揮を担当していただいてます。私が欠席した昨年のこの演奏会での指揮が好評だったそうで、今回も指揮を担当。実は彼は日本語も完璧ですが、そこは演出で、演奏会本番では彼はフランス語で話し、それをコンサートマスターの中林氏が通訳するという形でやりました。もっとも中林氏もフランス語ができるわけではなく、実際には違うことをしゃべっている雰囲気が・・・。私はこのオーケストラではひさしぶりにコントラバスを弾きました。
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| オーケストラ活動と音楽のこと | 20:34 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
演奏会のついでに龍ヶ崎プチ旅行

 今月11日(日)、茨城大学管弦楽団の演奏会に出るため龍ヶ崎市文化会館に行きましたが、考えてみるとこの龍ヶ崎市という所、これまでちょいちょい車で通ってはいるもののほとんど通過するだけで、これまで訪れた所というと龍ヶ崎市森林公園に1回(土響メンバーのバーベキューで)、竜ヶ崎税務署に2回(仕事で)、馴柴(なれしば)公民館に1回(トラ(=エキストラ:賛助出演)先の吹奏楽団の練習で)、そして今回の竜ヶ崎市文化会館で全部かな。いつも通り過ぎるばかりでご無沙汰してしまっているし、今回せっかく訪問の機会を得たので、文化会館だけでなく周りの様子も見てみようと、少し早めに着いて30分ばかり周囲を歩いてみました。

龍ヶ崎から富士山 竜ヶ崎市文化会館は南北を低い丘に挟まれて西側を向いて建っています。私みたいなナントカと煙はとかく高い所へ登りたがるものだし、また日本民俗学の巨人・宮本常一が故郷を出るときに父親から「高い所があったら登って町の様子をよく見ろ」と言われたということでもあり、まずは南側の丘に登ってみました。
霜柱 丘の裾をぐるりと回って、取り付く道のある南側から登ってみると上には何もなく、ただの草っ原になっており、少し向こうには丘の上を掘りくぼめて平らにならして学校が建っています。文化会館は現在の市街からはちょっと外れた所にあるので町の様子はよくわかりませんでしたが、はるか彼方に富士山が見えました。富士山が見えると何となくいいことがありそうで、気分がいいですね。
<右の写真:しかしこの日は朝から冷え込んだので足元は霜柱でした。>

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| 地域とくらし、旅 | 20:22 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
自分が出た演奏会:茨城大学管弦楽団第37回定期演奏会
龍ヶ崎市文化会館 今年3月の震災で水戸市内と周辺の演奏会場が被災したため、6月の茨城大学管弦楽団第36回サマーコンサートは水戸周辺を離れ、小美玉(おみたま)市のホールで行われました。そして12月11日(日)の第37回定期演奏会は水戸からさらに離れた龍ヶ崎市文化会館で行うことになり、私もトラで参加しました。

大ホール客席 龍ヶ崎市文化会館大ホールは舞台を扇の要として客席が放射状に広がる形をしていて、1階席839、2階席356、車椅子席5(1階にある)の合計1200席。茨大オケも私も初めてのホールです。ステージ上では自分の音もまわりの音も聞こえて弾きやすかったですが、リハーサルを聞いたトレーナーの先生の話では、客席ではコントラバスの音は思ったほど聞こえないそうで、こりゃしっかり弾かないと。
 ステージは普通に広く、舞台袖や後ろの通路も余裕があって使いやすそうなホールですが、10名用の楽屋3つを指揮者、男性トレーナー、女性トレーナーに割り当て、30名用のリハーサル室を女性団員・OB等に割り当てると、男性の団員・OB・トラ用の部屋がありません。折悪しくこの日は小ホールと和室、会議室もそれぞれ催しがあって部屋は満杯。やむなく私を含めて7、8人いたであろう男性OB・トラは4名用の主催者事務室で交替に食事と着替えをし、男性の現役団員はバスを楽屋代わりに使ったとのこと。やはり地元を離れるといろいろと大変なことがありますなぁ。
(しかし川中美幸さん目立ちすぎ!公演は来年2月19日だからまだ2ヶ月も先なのに、まるで今日、すぐにでもやるみたいじゃないですか!)

プログラム表紙茨城大学管弦楽団第37回定期演奏会
日時:2011年12月11日(日)
場所:龍ヶ崎市文化会館 大ホール(茨城県龍ヶ崎市)
曲目:歌劇「ザンパ」序曲(エロール)
   管弦楽組曲「ペレアスとメリザンド」(フォーレ)
   交響曲第5番(チャイコフスキー)
    アンコール曲
   バレエ「くるみ割り人形」より 花のワルツ(チャイコフスキー)
指揮:直井大輔
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| 自分が出演した演奏会 | 22:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
今読んでる本:Leonard Bernstein's Young people's concerts
Click to enlarge 学校演奏会の楽器紹介について考えているうちに、そういやこんな本もあったなと思い出して読み始めた本がコレ、"Leonard Bernstein's Young People's Concerts"(ed. Jack Gottlieb, Newly revised and expanded edition 1970 Doubleday Anchor Books)。以前外資系の半導体会社に勤めていた頃、米国の親会社への出張のついでに現地の書店で買ったものの、そのまま積ん読状態になっていたうちの一冊です。1958年から1972年の間に行われた53回のコンサートのうち、この増補版には以下の15回分のスクリプトが収められています。

1.  What does music mean?          Concert No.1: January 18, 1958
2.  What makes music American?     Concert No.2: February 1, 1958
3.  What is orchestration?         Concert No.3: March 8, 1958
4.  What makes music symphonic?    Concert No.4: December 13, 1958
5.  What is classical music?       Concert No.5: January 24, 1959
6.  Humor in music                 Concert No.6; February 28, 1959
7.  What is a concerto?            Concert No.7: March 28, 1959
8.  Folk music in the concert hall Concert No.15: April 9, 1961
9.  What is impressionism?         Concert No.16: November 23, 1961
10. What is a melody?              Concert No.21: December 21, 1962
11. What is sonata form?           Concert No.28: November 6, 1964
12. A tribute to Sibelius          Concert No.31: February 19, 1965
13. Musical Atoms: A study of intervals  Concert No.32: November 29, 1965
14. What is a mode?                Concert No.36: November 23, 1966
15. Berlioz takes a trip           Concert No.46: May 25, 1969

 まだ第5章までしか進んでいませんが、この本は文句なしに面白い!もし日本語版が出てないとしたらもったいない話です。書名は「若い人たちのためのコンサート」ですが、老若男女経験不問、とにかくクラシック音楽に関心のある方にはぜひお勧め、いや押すすめ(押しつけがましく勧めること)したいですね。
 若い人 ― というか、表紙の写真に写っているのは完全に子供 ― 向けのため言葉も説明も平易で、したがって英語でも読みやすいですが、取り上げられているトピックも語られている内容もけっこう濃くて、譜例から曲を思い浮かべつつふむふむなるほどと考えながら読んでいくと、一度にせいぜいコンサート2回分くらいしか読めません。英語だから読んでるうちに疲れてくるんだろうと言われれば否定はしませんが(^^;)、本来は実際に音を聞きながら、1回分ずつ楽しむものですからね。
 輸入版ですが DVD も出てるらしい。うーむ見たい!
| 本のこと | 20:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
オーケストラの学校演奏会での楽器紹介
 小学校や幼稚園でオーケストラの出張演奏をするときに悩ましいのが楽器紹介です。東京サロンオーケストラでここ3年ばかり毎年伺っている月島第一幼稚園・小学校のような所ですと、幼稚園・低学年組(1年〜3年)で楽器紹介をちゃんとやっておけば、高学年組は毎年聞いてるんだからもうだいたいわかってるでしょ、という感じで多少端折ったり、その時間で今年やったみたいに「なぜ木管楽器にはキーがついてるのか」みたいな余計なお話をすることもできますが、初めてお伺いする所はもちろんのこと、毎年伺っている月島第一幼稚園・小学校でも幼稚園・低学年組は毎年新しい子が加わりますから、ちゃんとした楽器紹介をしなければなりません。

 ところで学校でわざわざ授業時間を工面してオーケストラのために時間を取っていただくということは、当然その時間も教育活動の一環なわけです。で、学校教育といえばやっぱりコレ!というわけで、「小学校学習指導要領解説 音楽編」(平成20年6月 文部科学省)を見てみました。で、結論からいうと、学習指導要領的には学年に関わらず小学生にオーケストラの楽器をいちいち紹介する必要はないのです。
 音楽科の指導内容は大きく「A表現」「B鑑賞」〔共通事項〕の3つに分かれていて、オーケストラによる演奏会はこのうち主に「B鑑賞」と〔共通事項〕をカバーすると思われますが、たとえば「世の中には様々な楽器があることを知り、それぞれの特徴を理解する」みたいな項目はないのです ・・・あーこらこらそこの人、「この書き方なら「S表現」とか「Y鑑賞」もありうるんじゃないか」とか「「 」と〔 〕はどう使い分けとんじゃ」とか余計な茶々を入れないように(笑)。そりゃぁ私だったら「A. 表現」「B. 鑑賞」「C. 共通事項」としただろうとは思いますが、これは業界を仕切るお上がその道のプロ向けに作ったものですから、おそらく我々一般人には理解の難しい何らかの事情があるんでしょう。それに内容とその注釈には選曲や紹介の仕方に関するヒントになりそうなことが含まれていましたから、次回の演奏会には幾分かでも反映させてみようと思いました。

 しかし、学習指導要領的には必要ないとはいえ、せっかくオーケストラが来たのに演奏だけして帰ったんじゃもったいないし、実際のところ音楽の教科書にはオーケストラで使われる楽器だけでなく古楽器や和楽器までカラー写真で紹介されてる(たとえば教育芸術社の「平成23年度用小学校音楽教科書のご案内」)んですから、やはり楽器紹介らしきことを全くやらないで帰るわけにはいきません。
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| オーケストラ活動と音楽のこと | 20:47 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
個室で読み終えた「徒然草」
 先月のことですが、「徒然草」を読み終わりました。

 うちのトイレには用足しの間の徒然を紛らすために本を備え置く慣わしになっています。しかしコトの性質上個室での読書時間はあまり長くはならないので、ここに置く本は何でもいいわけではなく、たとえばエッセイ集のような、長くても数ページで区切りが入っているような本が望ましいわけです。「徒然草」はそうした点から見てうってつけのトイレ本でした。1日に数ページずつ、読了までに数ヶ月を要したので、ディテールは今となってはほぼ忘却の彼方ですが、この期間を通じて充実したトイレタイムを提供してくれました。
 「徒然草」というと、いつも引き合いに出されるのは冒頭の「つれづれなるままに日くらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」ですが、実際に読んでみると、中味はこの文章から想像されるような閑人(ひまじん)の戯言(ざれごと)のようなものではないのですね。有職故実(ゆうそくこじつ)に通じていたり平安朝ふうの美文をものしたり、かと思うと中世文学によく見られる仏教的な諦観が顔を出したりと、教養豊かで一癖二癖ありそうな中世知識人が綴ったブログみたいなものだなと思いました。

 ちなみに今のトイレ本は白洲正子の「西行(さいぎょう)」。私にとっては初・白洲正子です。日本の中世文学関連が続いたのは偶然です。
| 本のこと | 21:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
グラスハーモニカで聞く「水族館」

Aquarium-Harmonica 以前サン=サーンスの「動物の謝肉祭」の第7曲「水族館」の HARMONICA というパート(左の譜例)に何かのリード楽器が使われていたという記事をアップしました(こちら)。この時は、ピアノ2台版の「ラ・ヴァルス」(ラヴェル作曲)を聞きたいと思って iTunes でダウンロードしたペキネル姉妹のアルバムに「動物の謝肉祭」がカップリングされていたので、このことを発見したのでした。
 ところで最近ブリテンの「青少年のための管弦楽入門(パーセルの主題による変奏曲とフーガ)」が聞きたくなり、またぞろ iTunes を漁ってみると、ズデニェク・コシュラー指揮東京都交響楽団の演奏、中山千夏さんのナレーションのアルバムが980円で出てました。コシュラーは好きな指揮者だし、中山千夏さんといえば何といっても子供の頃見ていた「ひょっこりひょうたん島」の博士くんの声の人ですから、これも迷わずダウンロード。するとこのアルバムにも「動物の謝肉祭」がカップリングされています。こちらはコシュラー / 都響ではなくサー・チャールズ・グローヴズ指揮のフィルハーモニア管弦楽団による演奏。せっかくなので聞いてみると、響きもしっかり充実しているしテンポや表情にも聞き手に媚びるようなところがなく、なかなか硬派な演奏です。うん、こりゃいいねと聞いていると、「水族館」でびっくり!この録音では例の HARMONICA のパートがグラスハーモニカの音で聞こえてきたのです。

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| オーケストラ活動と音楽のこと | 19:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
会社で拾った翔泳社のしおり
しおり これは会社の書庫の本棚の下に隠れるように落ちていました。おそらく4、5年前くらい前に買った本にはさまっていたものでしょう。実はこれ「知る人ぞ知る」しおりで、これについて書いているブログもいくつもあるのです。スワヒリ語以外の言語や Lesson 1 以降のバージョンはないようです。私も他にずるずる続けるよりこれ一発で終わったほうがお洒落だな、と思います。
 軽い気持ちでこのしおりのスワヒリ語をGoogle翻訳にかけてみたら、しおりの日本語とだいたい似たような感じの訳文が出てきたので、このスワヒリ語講座なかなかあなどれません。しかしスワヒリ語ですからね、「今すぐ使える」はちょっとねぇ・・・(笑)。ちなみにGoogle翻訳によると、角の赤い部分の「これはしおりです。」はスワヒリ語では「Hii ni alama.」だそうです。使える?

 <スワヒリ語の方はまだ見やすいですが、日本語は色も薄いし字も小さく少々見にくいので、念のために日本語の方だけ書き出しておきます。

三日間帰っていないので、銭湯に行ってきます。
それはバグではなくて、仕様です。
ああ、そのプログラマなら昨日逃げました。
予算は使い切りました。
今日は帰っても良いですか?
このプログラムのバグは、致命的ですね。
わたしは、転職することにしました。

いずれもなかなかショッキングな内容ながら、英単語集の例文のような淡々とした調子がヨイ。しかも思わず「あー、これあるかもね」とうなずいてしまいそう。>
| 暮らしの中から | 23:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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