今日のお客様(蛾の雨宿り)
今日のお客様 今朝新聞を取りに出たら、雨のかからない玄関の壁にお客様。ちょっと名前がわかりませんが、翅を開いた大きさは約7cm。夕方土浦のオケの練習から帰ってきたら、体の向きは多少変わっていましたが、まだ雨宿りしていました。台風の影響でこれから風雨が激しくなるらしいから、今夜もゆっくりして行きな。
| 身近な自然 | 19:34 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
去年は大変だったが…
 今週の土曜日、所属する東京サロンオーケストラの演奏会があります。昨年もちょうどこの時期にやってますが、この時は行きのバスの中で財布を落として上野で立ち往生したのでした。今年は気をつけないと・・・しかし去年のこの一件(記事はこちら)、今自分で読み返しても面白い(笑)。もちろんそのときは必死でしたけどね。団員の誰かに助けに来てもらおうかとか、会場までタクシーに乗っていって、向こうにいる誰かに払ってもらおうかとかも考えました。そういえば誰だったか昔の人が、万一に備えて服の裏地にお札(さつ)を縫い付けてたとか帽子の内側にお札を折ってはさんでいたとかいう話を読んだことがありますが、リスク分散という意味でなかなか妙手かと。まあそれ以前に落とさないことが大事だね。

 会場の板橋区立文化会館(グリーンホールの方ではありません)は東武東上線の大山駅から徒歩3分、都営地下鉄三田線の板橋区役所前から徒歩7分。私は大山から行くのですが、大山にはハッピーロードというアーケード付きの商店街があって、ここが元気な商店街なんですよ。当日は演奏会場集合が朝8時半なので商店街はまだほとんど開いていませんが、元気な商店街の雰囲気の片鱗だけでも味わってから会場に行きたいと思っています。
| 地域とくらし、旅 | 19:48 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
5年ぶりに映画を見に行った:「100,000年後の安全」
100000年後の安全 私は基本的に映画を見ません。涙もろくて小心者なので、感動を誘うドラマとかホラーは苦手なのです。最近見たのは「THE 有頂天ホテル」ですね。
 ところがそんな私が、この「100,000年後の安全」は見たいと思い、思うだけでなく昨日ついに見に行ってきました。

 この映画のことはラジオで知り、見たいと思いました。ネットで調べてみると、近いところでは守谷のワーナー・マイカル・シネマズで上映中ということで、仕事が終わってから出かけました。平日の最終回(20:30〜)のせいか、観客は私と家内含めて5人 (^^;;; うーん、もっと見ようよ、みんな。
<上はこの映画のチラシ。公式サイトもあり、ネット上に情報豊富です。>

 ドラマが苦手な私が自ら望んで見に行くだけあって、これはハードなドキュメンタリーです。生物に対して安全なレベルになるには10万年かかるという高レベル放射性廃棄物の処分のため、フィンランドがオルキオト島の安定した地層の深さ500mの地点に造っている永久処分施設「オンカロ」(「隠された場所」の意)。廃棄物が予定量に達するとオンカロは封鎖されますが、この施設の将来10万年にわたる封鎖を保つためにどうすればよいかという点について、関係者の間でさまざまな意見があります。それは施設のハード面に関するものではなく、将来の人類が「オンカロ」を偶然にまたは故意に開いてしまわないか、それを防ぐためにこの施設のことを将来の世代に伝えるべきか、それとも全く忘れ去られる方がよいのか、伝えるならどうすれば伝えられるのかという点についてのもの。つまり私たちが愛情と責任を持ってその生活の安全を保障すべき私たちの子孫が、放射性廃棄物の安全な処分を脅かすかも知れない存在として、彼ら自身の生存の最大の敵になり得るという、強烈な皮肉の前に私たちは立たされているのです。

 人類が文明を持ったのが今から5千〜6千年前とすれば、10万年という時間がいかに途方もないものかがわかるし、10万年後の人類の生活や言語や文化や感覚 etc. がどうなっているかは、全く想像を絶すると言わざるを得ません。映画の中で法律の専門家で政府関係者と思しき人物が、「フィンランド政府はオンカロについての情報を将来にわたって伝達する責任を負うのですか?」と問われて「Yes」と答えたとき、私は新約聖書のマタイ福音書の中の一場面を思いました。ピラトからバラバとイエスのどちらを赦すかと問われた群集がバラバを選び、イエスを十字架につけよと迫る場面です。

(以下引用)
ピラトは手のつけようがなく、かえって暴動になりそうなのを見て、水を取り、群衆の前で手を洗って言った、「この人の血についてわたしには責任がない。おまえたちが自分で始末するがよい」。
すると、民衆全体が答えて言った、「その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい」。
そこで、ピラトはバラバをゆるしてやり、イエスをむち打ったのち、十字架につけるため引きわたした。(マタイ福音書第27章24-26:引用終わり)

文明化した人類の経験をはるかに超える、10万年にわたるコミュニケーションに責任を負うというこの「Yes」は、私にはわれわれとわれわれの子孫の上にかかる、とてつもなく重いものと思われました。

 普段から映画見ていないのでレビューめいたことは書けませんが、ドキュメンタリーとしては映像がキレイすぎるというか、ときどきドキュメンタリーの筋と関係の薄い、見せるための絵があるように思われて、ちょっとうるさいなと感じました。絵としては地味でも、もっと各関係者の間の意見の相違点を掘り下げて見せてくれた方が、私には面白かったと思います。
 全編にわたって英語(オンカロの発破工の台詞のみフィンランド語)+字幕ですが、英語を母語としていないフィンランド人の英語は比較的ゆっくりで聞きやすい。

 それにしても、たかだか数十年使った後に10万年もの間面倒を見てやらなければならない原子力エネルギーって何なのか。私たちの国日本は10万年にわたってその面倒が「われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい」と覚悟してるのだろうか。してるなら誰がいつ覚悟したのか。してないならどうするのか。
 Ars longa, vita brevis(学芸は長く、人生は短い)と言いますが、映画の中では10万年経つ間に人類が退化してオンカロの危険性を理解できなくなる可能性もあると言っていたから、放射性廃棄物の放射能の方が学芸よりもっと長いかも知れないよ。そして私たちはもしかしたら、人生が放射能よりはるかに短いのをいいことに、そうした自覚がないままに「その血の責任は、われわれではなくわれわれの子孫の上にかかってもよい(われわれはその前にいなくなるからね)」と言ってるんじゃないだろうか。いやひょっとすると我々の前の世代が既にそれをやっていて、その彼らの子孫である私たちの上に今、ベクレル君やシーベルトちゃんが降りかかっているのだろうか。

 実は既にもっととりとめのないことを何回も書いては消し書いては消ししているのですが、それだけいろいろ考えるポイントの多い映画です。「映画でした」じゃなくて「です」ですよ。まだ考えているから。
| 暮らしの中から | 20:44 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
気になる外来語

 わりとよく聞く外来語の中で、元の語と音が微妙に違っていて気になるものがいくつかあります。要するに言い間違いの類なのですが、この間違い方にもいくつかパターンがあって、それぞれの中に英語を始めとする外国語に対する日本人の受け止め方が透けて見えるようで、ちょっとおもしろいと思います。

シュミレーション
 元の語は simulation で、そのままカタカナにするならシミュレーションですが、どちらかというとシュミレーションの方が多数派なのではないでしょうか。おそらく「ミュ」という音が発音しにくいのと、さらにシュミ(趣味)という音になじみがあるので、たとえシミュレーションと書いてあっても、なんとなく「シュミ・・・」の方に引っ張られちゃうのでは。
 もっともシュミレーションという音自体も何となく英語っぽく聞こえるので、これが正しいと信じている方も多いような気がします。何気なく「シミュレーション」と書いたり言ったりすると「シュミレーションね」と冷静に直されたりして。

フューチャリング
 音楽関係で、普段活動しているユニットが特別に外から目玉になるようなアーティストを迎えて演奏するときに「何々 featuring 誰それ」という言い方をします。この featuring、素直にカタカナ化すればフィーチャリングですが、これもフューチャリングの方が広く通用してるんじゃないか。「何々が誰それを feature したアルバム」という風に動詞に使うときは「フィーチャーした」と言われるんですが、アルバムのタイトルになった途端にフューチャリングの方が多数派になってしまうのが不思議。
 思うにfuture(未来)の方が feature より断然なじみがある単語なのでそっちに引っ張られちゃうのでしょう。「フィーチャーする」という動詞を使う人なら当然アルバムタイトルもフィーチャリングと発音するでしょうが、そういう訳知りでコアなファンは相対的に少数で、なかなか大勢を変えるに至らないと考えられます。

エンターティナー
 原語は entertainer。原音に近いカタカナはエンターテイナーですが、しばしばティナーと詰めて読まれ書かれます。これは多分「テ」より「ティ」の方が英語の発音っぽいんじゃないかという、まんざら間違いとばかりは言えない推測の結果の誤読であろうと思います。しかもうまい具合に直後にイの字があるし、これはティに違いないと。我が茨城県でよく用いられる(らしい)「テーシャツ(Tシャツ)」等のケースではこの推測は正しいのですが、entertain + -er という成り立ちのこの語では正しくない
 このパターンのヴァリエーションとしてディスクトップパソコンが挙げられます。これはデスクトップ desk top(机上の)が正しい。以前はデスクトップに対してラップトップ lap top(膝の上の)という言い方があって対照的でわかりやすかったんですが、ラップトップがノート型と呼ばれるようになって対照が崩れた上に、モノがパソコンだけにフロッピーディスク(古!)やハードディスク等からの連想もあるでしょう。
 これらはテ(デ)をティ(ディ)に訂正するという意識的な操作、いわば過度の英語ナイズの結果なので、既知の言葉に何となく引っ張られちゃった風のシュミレーションやフューチャリングとはちょっと毛色が違いますね。

ウオッカ(ウォッカ)
 馬ではなくてお酒の名前の方。ウオツカとツを大きく書く表記と小さく促音に書く表記があります。私はロシア語を全く解しないので英語ベースの話ですが、英語の vodka の発音はヴァドゥカまたはヴァトゥカに近く、したがって「ツ」を子音に発音するウオツカの方が近いです。もっとも t/d 音は発音されずに飲み込まれる傾向があるので(たとえば often のように)、実際にはウォッカに近く聞こえるかも知れません。それはそれとして、私はこれ、ウオツカという字面を見て「「ツ」は「ッ」の方が正しいんじゃないか」と意識的に読み替えてウオッカ(ウォッカ)になった可能性もあるんじゃないかと思っています。そういう意味ではちょっと上のエンターティナーのケースと似てるんじゃないかと。
 これと似たケースとして、人名ですが、パウル・クレツキ Paul Kletzki というポーランドの指揮者の名前の読み方も、綴りから明らかにクレツキであるはずなのに、クレッキーと表記されていることがあります。ウィッキーさんみたい(^^; これも過度の英語ナイズというか、外国語ナイズの結果なのではないか。
 もっともツをッに読み替えるのは、旧仮名遣いに促音表記がなく戦後しばらくの間新仮名遣いにおいても促音表記があったりなかったり流動的だったことや、今でも銀行の口座名義のフリガナに促音・拗音の表記がないことなど、「ッもツと書かれることがあるから、ツをそのまま信じるとアブナイぞ」という意識が手伝ってのことかも知れません。

 以上、思いつくままに。

| ことばのこと | 17:49 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
ホームランバープレミアム見つけた
ホームランバープレミアム ホームランバーといえば棒アイスの超長寿商品。1960年誕生というから、私とほとんど同い年です。そしてホームランバーのウリは「おまけ付き」。食べた後の棒に「ホームラン」とか「二塁打」とか焼印があればラッキー!ホームランなら即もう一本もらえるし、塁打なら何本かを合計してホームに帰って来られればもう一本もらえる仕組み。さらに「満塁ホームラン」というのもあって特別に景品がもらえたらしいですが、私はついぞ見たことがありませんでした。
 ところで先日コンビニに寄って何気なくアイスのケースをのぞいたら「ホームランバープレミアム」という棒アイスがありました。ほお、プレミアムと手に取ってみたら、「種類別 アイスクリーム」とあります。何、アイスクリーム!?

 いわゆるアイスには製品中の乳固形分と乳脂肪分の含有率によって「ラクトアイス」「アイスミルク」「アイスクリーム」という区別があり、試みに戯訳すれば

  アイスクリーム  凍乳脂肪 (乳脂肪分8.0%以上)
  アイスミルク   凍乳   (乳脂肪分3.0%以上)
  ラクトアイス   乳性氷  (乳脂肪分3.0%未満)

とでもなりましょうか。参考までに乳脂肪分の含有率を併記しましたが、上に行くほど乳固形分も乳脂肪分も高くなります。ちなみにヘーゲンダズ等のプレミアムアイスクリームといわれるものは、乳脂肪分が14〜15%も含まれていて、リッチな食感と豊かなカロリー(^^;)を楽しめます。

 ではホームランバープレミアムの実力はどのくらいかな、と見てみると、さすがはプレミアム、なんと乳脂肪分12.5%!アイスクリームの最低基準8%をはるかに超え、ほとんどプレミアムアイスクリーム一歩手前ですよ。さらに原材料名には「バニラビーンズ」の文字と「アイスの中の黒い粒々はバニラビーンズです。」の記述。それとは別に「香料」も使われているのでバニラエッセンスとの併用かと想像しますが、やはり黒い粒々は高級感を醸し出してます。
 ホームランバーのイメージと棒アイスという形態に似合わぬプレミアムな内容で、しかも値段は105円(税込)。会社帰りの一杯ならぬ一本はこれで決まりだな。
| 飲み食い、料理 | 20:20 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
スマホ化
 終わってみれば思ったことの半分もできなかった連休でしたが、達成された数少ない目標のうちの一つがケータイのスマホ(スマートフォン)化。別にスマホで何をするという具体的な目的があったわけではないけれど、今使っているケータイが周波数の関係か何かでもうすぐ使えなくなってしまうという案内がKDDIから来てたので、それならこの機会に、皆のすなるスマホといふものを我もしてみむとてするなり、くらいの気持ちで切り替えました。

IS03 というわけで、auのIS03です。Android端末で、搭載されているのはAndroid 2.1ですが、先月半ばから2.2にアップデートできるようになったので、早速2.2.1化しました。ケータイとしてはちょっとでかい、というか幅が広めですが、その分液晶画面が大きいのは良いです。
 ところで私のケータイの使い方というと、通話はほとんどなしであってもほぼ受信のみ、メールももっぱら返信のみ(メールの発信はキーボードで打った方が全然楽)、写真はカメラで撮りたいからケータイで写メもしない。じゃ何に使ってるのかというと、一番頻繁に使うのが時計代わりに時刻の確認(腕時計嫌いなので)という(^^;、ケータイ無ければ無いでそれほど困らなくないか?という感じですね。あそうそう、PCメールとFacebookやmixiの着信/更新確認には重宝してました。そんなわけでスマホ化してからの使い道もまあそんなところかな、と思ってました。

 実際に使ってみて「こりゃ楽しい」と思ったのはラジオとしての使い方。ケータイでもFMを受けられますが、スマホで何がいいかって、radikoとか類似品のRaziko、TuneIn Radioなどのアプリケーションで受信可能地域外の局の放送もクリアな音声で聞けること。特にTuneIn Radioは欧米アジアから第三世界まで世界中のFM局の放送が聞けるので、すごく面白い!今もアメリカのクラシック専門の放送局で、ユーディ・メニューイン(放送は英語なので、綴りどおりイェフディ・メヌーヒンと言っている)が弾いてるバッハのシャコンヌなど聞きながら書いております。1934年だかの録音だそうで、私は初めて聞きます。この頃は編集などしない一発録音でしょう、ごくごくごくまれに音程が!な瞬間がありますが、ゆったり目のテンポで語りかけるような演奏で、思わず引き込まれてしまいます。メニューインはこの年18歳ですよ。天才恐るべし。
 ただこれらのアプリは放送電波を受けてるんじゃなくてストリーミングを通信で受けてるので時差があり、よって放送の中の時報とか緊急地震速報は役に立たないのと、電池食いますねぇ。ゲルマニウムラジオなんて全然電気使わないで聞けるのに・・・でも世界中(もちろん日本含む)の何百、いやおそらく何千局もの放送を、リアルタイムではないとは言え聞けるというのは、これはすごいことですよ。ハマります。
 あと便利なのはネットにブラウザでアクセスできること。もちろん家にいればPCでやりますが、出先で突然「あれ〜今日のオケの練習どこでやんだったっけ〜」とかいうときに、PCとほぼ同じ感覚ですぐ調べられるので助かる。まあその日の練習場所ぐらいは家出る前に確認しとけっつうことですけどね(^^;。ものごと便利になると頭は悪くなるし体はなまるとなむ思い知りはべりけるよ。
| 暮らしの中から | 18:48 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
昨日に続き自転車で土浦へ
 今日も自転車で土浦へ。本日の目的地は土浦市立博物館。近刊の「土浦まち歩き学ガイドブック」と2007年の土浦市立博物館リニューアルオープン記念講演会・シンポジウム記録集「霞ヶ浦に育まれた人々のくらし−霞ヶ浦と土浦地域−」、それに昨年10月に発行された展覧会「土浦市市制施行70周年記念 絵葉書にみる土浦」の展示解説図録を購入しました。

 博物館の隣は土浦城跡が「亀城(きじょう)公園」として整備されています。今はフジとアヤメ(ショウブ?カキツバタ?)の花盛り。

城跡には東櫓と西櫓が復元され、東櫓は私立博物館の付属施設として内部が公開されているのですが、先日の地震で被災したため臨時休館中。

西櫓は右の写真のとおりさらに損傷が激しく、周囲にロープが張られて「地震による瓦落下等の危険があるため、建物に近寄らないで下さい。」という教育委員会による札がかかっています。
 私が筑波大の学生だった頃にはまだつくばに大きな店はなく、ちょっとした買い物は土浦まで出てました。当時は市内に京成百貨店や複数の大型スーパーがあり、商店街も元気でした。あれから30数年、震災から元気に復興してほしいです。
| 地域とくらし、旅 | 13:27 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
自転車でプチ歴史散歩
 連休後半初日の今朝、1時間ばかり自転車で走ってみました。

水郷筑波サイクルリンク 先月始めくらいだったか、土浦市内の公民館で「水郷筑波サイクルリンク」というものをゲットしました。これは折りたたみ式のサイクリングマップで、「つくばりんりんロード」「恋瀬川サイクリングコース」「霞ヶ浦サイクリングコース」「霞ヶ浦自転車道」「行方(なめかた)北浦西岸」を収録した大雑把な広域地図と、土浦市全域のサイクルコースが裏表に印刷されたもの。このうち土浦市内のサイクルコースとして選ばれている道には交通量の多い国道もあり、そうかと思うと枝道もありといった具合で、これがなかなかそそるのですよ。今日は拙宅から近い乙戸沼(おっとぬま)公園から土浦市ふれあいセンター「ながみね」を経由して常総学院の裏を通り、陸前浜街道の旧道を通って土浦市永国に至る部分を走りました。こんなルートあるの知らなかった。

中村西根鹿嶋神社 ルートの途中に由緒ありげな神社を発見して立ち寄りました。中村西根の鹿嶋神社は応永2(1395)年創建と伝えられる古社で、本殿・拝殿・鳥居が土浦市の文化財に指定されています。市の教育委員会が立てた案内板が詳しいので転記します。( )内は案内板の振りがなです。

鹿嶋神社の文化財

 この神社は中村西根に鎮座し、社伝によれば、創建は応永二年(一三九五)、現稲敷郡阿見町竹来(たかく)の阿弥(あみ)神社の祭神を勧請(かんじょう)したと伝えられている。

鹿嶋神社本殿・拝殿・鳥居
               市指定文化財 建造物
               昭和五十三年(一九七八)三月二十五日

 本殿
 本殿形式は平入(ひらい)りの三間社流造(さんげんしゃながれづく)りで、屋根は茅葺(かやぶ)きであり、軒(のき)の組物は一手先(ひとてさき)である。浜縁(はまえん)に脇障子はなく、高欄の四隅の親柱には神社建築では少ない唐様宝珠(からようほうしゅ)の逆蓮頭(きゃくれんがしら)が付いている。建物には彫刻などの飾りが少ない。建築当初の姿がよく残されている。明和八年(一七七一)と嘉永五年(一八五二)の屋根葺替の棟札が残されており、様式や構法からみて、江戸時代中期の建築と推定される。
 平成十年(一九九八)、本殿保護のため覆屋(おおいや)を建てた。

 拝殿
 梁間(はりま)三間、桁行(けたゆき)三間の建物であるが、桁行中央の一間は実寸で二間分ある。屋根は萱葺きの寄棟造(よせむねづく)りである。本殿より構法も新しく、江戸時代後期の建築と推定される。

 鳥居
 鳥居形式は、柱の前後に袖柱をもった両部(りょうぶ)鳥居である。建築年代は不明である。

 平成十三年(二〇〇一)三月

               土浦市教育委員会


フィールド博物館・土浦案内標<鳥居の脇にあるのは「フィールド博物館・土浦」の案内標。「フィールド博物館・土浦」のパンフレットはネットでも見られます。ただちょっとわかりにくいページ割になってますので、注意してご覧ください。>
 すぐ近くの常総学院からは吹奏楽のウォーミングアップの音。その間を縫って「ケッケー!」というキジの声も聞こえてきました。春ですね〜。

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| 地域とくらし、旅 | 15:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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