「てっぱん」サントラ盤に啼鵬さんのサイン
開封前 NHKの朝の連続テレビ小説「てっぱん」のサントラ盤が発売されました。この番組の音楽は葉加瀬太郎と啼鵬(ていほう)両氏が担当しているのですが、実は啼鵬さんは巷間想像されている(?)ような謎の中国人音楽家などではなく、茨城県土浦市出身・在住で東京芸大作曲科出身のマルチミュージシャン。そして実名では土浦交響楽団でコントラバス(その前はヴィオラ)を、東京プロムナード・フィルハーモニカー(TPP)ではチェロを弾くなど、アマチュアオーケストラでも活動されてます。で、このアマオケで活動されてる部分がカブるので、私も多少お付き合いさせていただいております。

 そんなわけで昨日(2011/1/30)TPPの練習でお会いしたので、早速買ったばかりの「てっぱん」サントラ盤の付属小冊子にサインをいただきました。

サイン入り 実はこれまでも啼鵬さんのCDは何枚か購入してますが、サインをいただいたのは今回が初めて。何だかんだ言ってもやっぱり朝ドラはメジャーですから、これは画期的な一枚になるであろうとの勝手な思い込みによりサインしてもらっちゃいました。ふふふ。
(実は肝心のドラマはほとんど見てないのだが、そんなこと本人の前ではとても言えない・・・)

<啼鵬さんのサインの、漢字で「啼鵬」と書いてある下は戯画化されたバンドネオン。啼鵬さんは日本で数少ないバンドネオン奏者であり、またピアノをはじめ大抵の楽器をこなし、もちろん作曲・編曲もするマルチミュージシャンなのです。さらに演奏家としては昨年12月にあの「アンデス」の冬の新色チョコレートブラウンモデル(300台限定)をゲット、また作曲家としてはNHKラジオの「新日曜名作座」の音楽も担当されるなど、今後ますます目が離せませぬ。>
| オーケストラ活動と音楽のこと | 21:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
自分が出た演奏会:東京サロンオーケストラ「花保小学校親子オーケストラ鑑賞教室」
鑑賞教室立て看板 私の今年最初の本番は、1月22日(土)に足立区の花保小学校で行われた、東京サロンオーケストラの「親子オーケストラ鑑賞教室」でした。お天気にも恵まれて、でもちょっと寒かった(^^;
<写真は学校入り口の立て看板ですが、実は演奏会が終わってから気がついて撮影したもので、がらんとした雰囲気なのはそのせいです。>


東京サロンオーケストラ 花保小学校親子オーケストラ鑑賞教室
日時:2011年1月22日(土) 9:45開演
場所:東京都足立区立花保小学校 体育館
曲目:歌劇「カルメン」より 前奏曲(ビゼー)
   シンコペーテッド・クロック(ルロイ・アンダーソン)
   ワルツィング・キャット(ルロイ・アンダーソン)
    《楽器紹介》
   ピチカート・ポルカ(ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス)
    《指揮者コーナー》 ※課題曲は「カルメン」前奏曲
   バレエ「くるみ割り人形」より 花のワルツ(チャイコフスキー)

   〜休憩〜

   「仮面舞踏会」組曲より ワルツ(ハチャトゥリアン)
   浜辺の歌(成田為三)
   BELIEVE(杉本竜一) ※花保小合奏団と共演
   「ハリー・ポッター」メドレー(ジョン・ウィリアムズ)
   「パイレーツ・オブ・カリビアン」メドレー(バデルト)
     アンコール曲として
   行進曲「剣士の入場」(フチーク)
   宇宙戦艦ヤマト(宮川泰)
指揮:中林昭博
Vn.独奏:坂上晶子(浜辺の歌)

 またオープニングには、花保小学校合奏団(トランペット、アルトホルン、ユーフォニウム、トロンボーン、チューバ、打楽器の金管合奏)がラテン調の楽しい曲を演奏してくれました(曲名は失念)。
 私は今回はコントラバスと、ワルツィング・キャットの犬を担当しました。

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| 自分が出演した演奏会 | 22:37 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
ひさしぶりのカワセミ

 数日前から昼休みの自転車を再開しました。この時期の自転車の大敵は風。北西の冷たい季節風が真っ向から吹きつけてくると、自転車がなかなか前へ進みません。うっかり会社から風下の方角に出かけてしまうと帰りが大変なので、時間も体力も余裕がある前半に風に向かって走り、帰りは追い風に乗って走るように心がけています。しかしこのあたりの、特に台地上の道はあっちへ曲がりこっちへ曲がりしているし、行方定めず「おっ、この道入ってみよう」なんて気まぐれに走っているとどんどん向きが変わっていって、想定外の向かい風で痛い目に会うことも・・・。

 今日もそんな漂泊の結果、見慣れない谷津田の縁を走っていると、突然目の前をエメラルドグリーンの輝きが左から右へ!「おお、カワセミ!」と思わず声が出てしまい、それに答えるように「キキキキキ!」というあの鋭い鳴き声。このところめっきり鳥見に出ないので、カワセミ、ひさしぶりです。何だかほっといい気分になりました。
 しかしようやく見知った所に出てみると、どこでどうなったものか思ったより遠くに来ていて焦った・・・

| 身近な自然 | 19:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
50歳になって天命を知るか?
 今日で満50歳になりました。こういう切り番の年になると思い出すのが例の「論語」の「吾十有五而志于学、 三十而立、 四十而不惑、 五十而知天命、 六十而耳順、 七十而従心所欲、不踰矩。」です。50歳は「五十にして天命を知る」ですよ。
 以前も書いたとおり、今の会社の事業清算により、社員は2月10日で私を含め全員解雇されるのです。ドイツ語では職業を「Beruf」と言い、これは直接には動詞 berufen 「任命する、任用する」と同根の語ですが、もともとは動詞 rufen 「呼ぶ」から来ている語だろう、「お前はこれをせよ」と神様から呼ばれた仕事が Berufなんだろう、っていう感じが、私はするんです。だからきっと Beruf 「職業」もある意味天命(天の命じるところ)なんじゃないか。で、50歳になった途端に現在の職から離れるということは、現在の職は天命ではないぞ、これから一年かけて天命と呼ぶに足る仕事 Beruf を探せよ、ということなんだろうと思うことにしました。さて見つかるかな、天命・・・。

 ところでこの「吾十有五・・・」を、普通は「私は15歳で学問を志し、30歳で自立し・・・」と読むのですが、この間ネットで「私は15歳まで勉強したいなんて思わなかった。30歳まで自立できなかった。40歳まではよく惑ったし、50歳まで自分の天命を知らなかった。60歳までは人の意見を素直に聞けなかったし、70歳になるまでは我を張っては失敗したものだ。」という風に読んでいるのを見ました。なるほど、こちらの方が説教臭くなくて「あぁ孔子さんでもそうなんだ」と素直に同感でき、「及ばぬながら孔子さんを見習ってみよう」という気になれる気がしませんか。

 ちなみに「論語集注」の「五十而知天命」への注は次のとおり。
「天命。即天道之流行而賦於物者。乃事物所以当然之故也。知此則知極其精。而不惑又不足言矣。」
ここでの天命のポイントは「賦」の字でしょう。いろいろな意味を持つ字ですが、ここはおそらく「さずける、与える」意で、そうであればこの注の前半は「天命とは天の道が広く行きわたって物に授け、それによって事物がそのようにある原因であるところのもの」といった意味になるでしょうか。ただこの注だと、「天命」というより「天理」に近い感じもするが、如何。
| 暮らしの中から | 19:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
近頃飲んだ酒:「李白」特別純米酒
「李白」特別純米酒 昨年末から二年がかりで(笑)飲んできた「出羽桜 桜花吟醸酒誕生三十周年記念酒」がついに空いたので、以前から気になっていたお酒にトライすることにしました。島根県は松江の「李白」です。
 ところで我が身を振り返ってみると、ふだんよく飲む酒は地元茨城と家内の実家の新潟を中心に東国の酒が多く、西日本の酒はあまり飲んでいないのです。記憶にある西の酒の銘柄を数えても、奈良の「春鹿」と「百楽門」、土佐の「酔鯨」、愛媛の「梅錦」、山口の「獺祭(だっさい)」、熊本の「美少年」くらいか?・・・あぁ、もちろん「月桂冠」「白鶴」「大関」「菊正宗」etc. といった全国ブランドは除く、いわゆる地酒の話ですよ。
 西国の酒は自分にとっては未開の地。まだまだこれからいろいろな楽しみに出会える気がするぞ。

 というわけで、「李白」です。詩人としての李白は唐代を代表する詩仙にして酒仙。敢えてそのビッグネームを担う以上は、まさか凡酒ではあるまいよ、と期待して、しかしそこはお財布とも相談しながら(笑)、別純米酒を試みることにしました。
 一般に純米酒は旨味豊かな酒ですが、アルコール添加をする本醸造と比べると酒質は重くなり、悪くするともっさりと垢抜けない感じの酒になってしまいます。しかしこの「李白」特別純米酒はさすがに酒仙の名に恥じず、味わいはしっかりしているがすっきりと切れて、もっさり感は皆無、ふっとアルコールが浮いてくる感じもありません。すっきりと上品な性質(たち)の酒です。新潟出身の家内曰く「日本海側の酒だね」と。なるほど、そういうくくり方もあるか。確かに地酒を味わうということは、その土地その風土を味わうという面もあるよな。
 李白酒造のある島根県松江市はまだ訪ねたことはありませんが、子どもの頃にNHK「みんなのうた」のお国めぐりシリーズの一曲「松江の町は」を聞いて以来、何となく親しみを感じて今日に至る、いつか行ってみたい町のひとつです。

 先ほど李白酒造のホームページを見てみたら、大吟醸「月下独酌」と純米吟醸「両人対酌」というのがありました。それぞれ李白の詩から取った名前(「月下独酌」は同名の詩があり、「両人対酌」は「山中与幽人対酌」詩の初句「両人対酌山花開」から採る)が何ともソソります。春の一日友人と「両人対酌」を酌み、宵には「月下独酌」を相手に独り李白の詩をひもとくなんて、いいよねぇ・・・(「李白」さん、商売うまいよねぇ ^^;)。

| 飲酒日誌 | 22:43 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
昨夜雪が降りました
ウッドデッキに雪梅に雪 つくばでは昨夜雪が降りました。自宅のウッドデッキも梅の木も雪化粧。

 茨城は基本的に雪は少ないので、家やお店の前の雪かきをする習慣がありません。先ほどつくばで人気のパン屋さん「モルゲン」にパンを買いに行ったときも店の玄関前にまだ雪がありました。お店の前は雪かきした方がいいと思うけど、シャベルなどの道具を備えていない可能性も高い(^^;
| 暮らしの中から | 12:46 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
「つくばで第九2010」に行きました
 話は昨年末に遡ります。12月30日にノバホールで行われた「つくばで第九2010」に行き、久しぶりに年末の「第九」を聞きました。
 ところで「つくばで第九」というと、私には一昨年の「つくばで第九2008」でそれはそれは悪い思い出があり(その内容はこちら)、昨年の「…2009」は聞いていないので、オケもお客もあれから少しはよくなってるのだろうかと、一抹の不安とほのかな期待とともに開演を待ちました(正直なところ不安>期待でした)。

5周年記念「つくばで第九2010」
日時:2010年12月30日(木) 15:00開演
場所:ノバホール(茨城県つくば市)
曲目:第1部
    「シュテファン王」序曲(ベートーヴェン)
    「アテネの廃墟」より トルコ行進曲(ベートーヴェン)
    ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番(ベートーヴェン)
   第2部
    交響曲第9番「合唱」(ベートーヴェン)
Vn.独奏:内藤知子(ロマンス第2番)
独唱:宮部小牧(S)小林昌代(A)大槻孝志(T)鹿野由之(B)
合唱:つくばで第九2010合唱団
管弦楽:つくばで第九2010オーケストラ
指揮:城谷正博
司会:鈴木もえみ

 今回は「つくばで第九」5周年記念ということで二部構成の特別プログラムになっています。出演者の中でロマンスのソロの内藤知子さんには牛久MUSEで例年お世話になっており、司会の鈴木もえみさんにも、つい最近土浦交響楽団の定期演奏会の「ペール・ギュント」でお世話になったばかり。知っている方が出ていると、なんだか緊張しますね。


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| オーケストラ活動と音楽のこと | 19:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
幻日を見た
 今朝(2011/1/11)通勤の途中で立ち寄ったコンビニの駐車場に、空中の一点を見つめている人がいたので、私もそちらの方を見てみると、太陽の右の少し離れた所に虹の切れ端のようなものが見えました。

虹の切れ端<太陽の右側に現れた虹の切れ端。左側(=太陽に近い側)が赤で、右へ橙・黄・緑・青・紫と変わっていきます。写真は全体に少し暗く落としてあります。>

 「これがハロ(暈:かさ)のようなものなら太陽をはさんで反対側にも出るはずだ」と思い、太陽の左側を見てみると、思ったとおり太陽をはさんで対称の位置にも虹の切れ端が出ていました。しかしハロのように太陽を取り巻く環にはなっていません。

幻日 左側幻日 右側<左の写真が太陽の左側、右の写真が太陽の右側に出た虹の切れ端。いずれも太陽に近い側に赤が出ています。やはり全体に暗く落としてあります。太陽をはさんで三幅対に撮れればよかったのですが、カメラをまともに太陽に向けて万一撮像素子が焼損したら(汗)・・・と思うと怖くてそれはできませんでした(^^;>

 それではこれは一体何だろうと考えているうちに、どうやらこれが噂に聞く幻日(げんじつ)というものではなかろうか、と思い当たりました。
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| 身近な自然 | 23:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
年頭のご挨拶と身辺の諸々のこと
 突然ですが、以下の文章は1月4日に書いたもので、文中の「今日」は1月4日です。

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 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 さて、三が日が明けて今日からまた仕事が始まりましたが、そんな今日の私の頭の中にはバーバーの「弦楽のためのアダージョ」がずっと鳴っておりました。この曲はしばしば追悼演奏とか葬儀のBGMに使われます。別にお葬式の音楽と決まっているわけではないのですが、そういう雰囲気を持った曲であることは確かです。少なくとも新年の仕事始めにふさわしい音楽ではありません。
 そういう曲が私の中で鳴っていたのには理由がいくつかありまして、その最も大きなものは、今の会社の私を含む社員は全員、来る2月10日を以って全員解雇されるのです。実は去年の1月も、この会社はやはり同じような状況で社員を全員解雇しました。ただ去年は会社を買い取ってくれるスポンサー企業が決まっていたので、再雇用されることが見えていたのです。しかし今年の場合は白馬の騎士は現れず、2月から先は自分で仕事を探さなければなりません。これは、きついなぁ・・・(汗)

 それに比べれば大したことではありませんが、それでもなかなかガックリきたのは、正月休みが終わって昨夜家に帰ってきたらモデムが故障していて、PCがネットに接続できなくなっていたこと。よって今書いているこの文章も、いつブログに書き込めるのかちょっと予定が立ちません。困ったもんだ・・・というグレーな気分のまま、これから1ヶ月ちょっとで始末をつけなきゃならない会社の仕事にとりかかったものですから、モーツァルトみたいな Allegro じゃなくて、Adagio for Strings by Samuel Barber な気分になっちゃったのも、まぁ仕方ありませんわな。

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| 暮らしの中から | 19:54 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |

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