うわ〜懐かし!これソノシート持ってましたよ・・・あ〜ソノシートわからない人いるかな、でも元祖「オバQ」をリアルで見てたくらいの人ならわかるはず。
この番組は私の幼稚園時代とかぶってて、当時の私は「オバQ枕」が大のお気に入りで、他の枕では寝られなかったものです。オバQの顔と形した枕で、黒毛糸でちゃんと毛が3本生えてて、あれは当時の私のフェティッシュでしたね(*^o^*)。
という昔話はさて措き、実は最近別のところで「オバQ」に遭遇したことを思い出しました。
オーケストラとか吹奏楽の楽譜には、曲の途中にいくつか練習番号(「ブフシュターベ Buchstabe」なんて言う人もいる)というものが付いていて、練習のときに曲を途中で止めても「じゃあFの3小節前からもう一度」という具合に演奏を再開しやすいようになってます。この練習番号は数字のこともありアルファベットのこともあり、指揮者によっては練習をやりやすくするため、最初から付いてるアルファベットとは別にさらに数字を振ることもあります。で、たまたま日本では「Q」も「9」も同じ「キュー」という音なので、区別するために「アルファベットのキュー」「数字のキュー」と前振りをつけたり、数字には必ず「番」をつけて「キュー番」と呼ぶことにしたりと、指揮者によって工夫してるのですね。
この間某オケの練習で、私と同年代の指揮者が「オバケのキューから」という指示を出しました。当然私は「あーQね」とすんなりわかりましたが、後で「これ若い人には通じてるのかな」と思い、同じパートの女性(20代前半)に聞いてみました。
「(ほ)あのさ、オバケのキューって、わかった?」
「(20代)ああ、なんとなくわかります、あの、毛が1本のやつ?」
残念、毛は3本ですよ(笑)。でもまあ、通じてはいるらしい・・・ひょっとしてギョーカイ用語になってて、「使うのはオジサン指揮者だけ」とか言われてたりして(苦笑)。
<写真は練習番号が数字の場合とアルファベットの場合の例。曲は左側が大序曲「1812年」(チャイコフスキー)、右が交響曲第4番「ロマンティック」(ブルックナー)の第一楽章(第3稿)>
しっかし「オバQ音頭」の明るさ、あれは何ですかね、時代の空気?
♪空は晴れたし ほいオバQ
♪悩みはないし ほいオバQ
・・・悩み、ないんですかぁ、はぁぁ・・・