自分が出た演奏会:東京プロムナード・フィルハーモニカー第2回定期演奏会
 好天に恵まれて多少冷え込みも緩んだかと思われる日曜日の午後、日本大学カザルスホールで行われた東京プロムナード・フィルハーモニカー第2回定期演奏会に出演しました。

 このオーケストラは昨年2月に第1回定期演奏会を行っていますが、目指す演奏スタイルなどを巡る路線対立から、かなりのメンバーが入れ替わって今回の演奏会を迎えました。



 東京プロムナード・フィルハーモニカー 第2回定期演奏会
日時:2010年2月21日(日) 14:00開演
場所:日本大学カザルスホール
曲目:歌劇「魔弾の射手」序曲(ウェーバー)
   交響曲第31番「パリ」K.297(モーツァルト)
   交響曲第3番「英雄」(ベートーヴェン)
    アンコール曲
   ワルツ「皇帝円舞曲」(J.シュトラウス2世)
   ラデツキー行進曲(J.シュトラウス1世)
指揮:佐藤迪
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| 自分が出演した演奏会 | 22:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
忙中所感 〜ブラームス4番第四楽章 / 人は音楽の何に感動するのか〜
 にわかに仕事が忙しくなって、ブログの更新も思うに任せません。そんな中にも気になることはあって、とりあえず書き留めておかなければどこかへ紛れてしまいそうです。

1.ブラームス交響曲第4番第四楽章の中間部
 以前「ブラームスはイエスを探したか?」と題してこの部分について書きましたが、東京サロンオーケストラの指揮者の野宮さんの練習に出て、私のこの部分の感じ方が違っていたことを痛感。この部分をブラームスは3/2拍子で書いてますが、私の感じ方は6/4拍子でした。これをはっきりと3/2拍子、つまり大きな三拍子で感じると、もっと流れが出てくるのです。つまり「1・と・2・と・3・と」と感じたとして、「1」に最も重さと勢いがあり、「2・と」でやや落ち着いて、「3・と」でぐっと「1」へ向かうという円環状の動きが感じられるはず。特に「(3・)と」から「1」への流れ、指向性が打ち出されてくると、今までの私の感じ方とかなり変わってくるはずで、今はこのアプローチにハマってます。

2.人は音楽の何に感動するのか
 昨日は私はじめいろいろな人がお世話になった板橋正博(いたはし・まさひろ)先生のお別れの会があり、先生が命名された弦楽アンサンブル「アンサンブル・コンベエ」の一員として数曲演奏させていただきました。
 最後にヘンデルの「ラルゴ」を演奏した後にわざわざ「感動しました」と私どもをねぎらってくださった方があって、私はもちろん素直にうれしかったのですが、後になってから、あそこで私たちが演奏した音楽は、それ自体が感動の対象だったというよりも、たぶん「感動」という情緒的な反応を引き起こし促進する「触媒」の役目を果たし、聴いている方を感動させ得たのだろうなという気がしてきました。
 私はそれでいいと思うんです。人が音楽に感動するその感動の仕方には、さまざまな種類があると思うから。ただ自分としては、演奏者の自己満足に終わらない、少しでも人に何かが伝わる音楽をしたい。そのために、もしも音楽が人を幸せにしたり、元気にしたりできるものならば、その仕組みを知って、触媒でも構わないから、聞く人を少しでも幸せにし、元気にできる、そんな音楽をしたいと思います。実はこれは私のかねてからの宿題なんですが、その話はまたいずれ。
| オーケストラ活動と音楽のこと | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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