2008.09.19 Friday
J. シュトラウスのワルツ「酒・女・歌」の序奏
この現世の歓楽を数え上げたような曲名のこのワルツを、ある演奏会で指揮することになりました。曲名はちょっとアレながら曲自体は未成年が聞いても特に問題なさそうですが、実はそれとは別の問題があって、それはこの曲についている長い序奏。あまりにも長いのでほとんどすっぽりカットしてしまっている録音もあるくらいのものですが、指揮する以上は「や〜長いですね」で済ませるわけにもいかず、何とか解釈しなければなりません。これだけ長い序奏だと、何のイメージもなくその都度「あ速さ変わった」「あ拍子変わった」と譜面を音にしてるだけではわけもわからずお経を唱えているようなもので、どうにもなりませんから(たとえ短くてもどうにもなりませんけど)。
そこで私は、序奏の前半のゆっくりした3拍子(すみません、6/8拍子でした・・・9/22追記)の部分は前夜の舞踏会の回想(さぞ楽しいことがあったのでしょうね・・・)、後半の4拍子になってからは鼻歌でも歌いながら身支度を整えるうちにだんだん気分も乗ってきて、さあ今日も元気にくり出すぞぉー!というわけで舞踏会、すなわち本来のワルツに続く、という流れでこの長い序奏を作ろうと思います。実際にシュトラウスがそういうつもりで書いたかどうかはわかりませんが、音楽の流れとしては自然じゃないでしょうか。うん、だんだんとそういうつもりで書いたに違いないと思えてきたぞ(笑)。
そういえばオケのメンバーからは「こんな長い序奏の間、踊り手たちは何してればいいんだろね?」という疑問も出ていましたが、私の案なら序奏全体が一応ストーリーになってますから、音楽に合わせて道化師のパントマイムでもやってもらえば、踊り手さんたちには一息入れていただけるし、舞踏会の余興としても受けそうだし、一挙両得じゃないかと。
私たちの演奏ではもちろん踊り手さんとかパントマイムは入りませんが、序奏の解釈はひとつこの線でいってみることにしよう。
そこで私は、序奏の前半のゆっくりした3拍子(すみません、6/8拍子でした・・・9/22追記)の部分は前夜の舞踏会の回想(さぞ楽しいことがあったのでしょうね・・・)、後半の4拍子になってからは鼻歌でも歌いながら身支度を整えるうちにだんだん気分も乗ってきて、さあ今日も元気にくり出すぞぉー!というわけで舞踏会、すなわち本来のワルツに続く、という流れでこの長い序奏を作ろうと思います。実際にシュトラウスがそういうつもりで書いたかどうかはわかりませんが、音楽の流れとしては自然じゃないでしょうか。うん、だんだんとそういうつもりで書いたに違いないと思えてきたぞ(笑)。
そういえばオケのメンバーからは「こんな長い序奏の間、踊り手たちは何してればいいんだろね?」という疑問も出ていましたが、私の案なら序奏全体が一応ストーリーになってますから、音楽に合わせて道化師のパントマイムでもやってもらえば、踊り手さんたちには一息入れていただけるし、舞踏会の余興としても受けそうだし、一挙両得じゃないかと。
私たちの演奏ではもちろん踊り手さんとかパントマイムは入りませんが、序奏の解釈はひとつこの線でいってみることにしよう。