2008.05.29 Thursday
会社の周りの豊かな史跡
実は5月の初めに会社が移転しました。それまでは茨城県つくば市東南部の高野台(こうやだい)という地区にあったのですが、今月から茨城県稲敷郡阿見町の「阿見東部工業団地」、住居表示では星の里(ほしのさと)というところに来ています。まるで生活感のない住居表示から想像されるとおり、長く無人の雑木林であったところを最近になって開いたところで、周囲には農業集落が点在しています。
阿見町には、町をほぼ東西に貫いて走る国道125号線沿いの茨城大学農学部や東京医科大学霞ヶ浦病院付近から南東に流れ、途中で北向きに向きを変えて霞ヶ浦に注ぐ清明川(せいめいがわ)という川があります。この川は今でこそ護岸に閉じ込められ、まっすぐでおとなしく小さな流れになっていますが、その昔は相当暴れて蛇行しながら流れていたと見え、現在の川の規模には不相応な広さの開析谷を持っています。
<写真は北向きに大きく向きを変える地点の清明川>
阿見東部工業団地は清明川が大きく鋭角に向きを変えるやや手前でこの開析谷に面している台地の突端にあり、会社の窓からはこの開析谷とその向こうの台地を眺めることができます。開析谷およびその支谷は水田、台地上は集落と畑、台地が開析谷に臨む崖線は樹木に覆われ、ひたすら平坦だったつくば市よりも地形が多様で緑が豊か。昼休みに歩いても人の姿はほとんどなく、聞こえるものはカエルや鳥の声ばかり。鳥はつくばでは見られなかったセッカが出ますし、今の時期はコジュケイの叫び、ホトトギスの名乗り、ウグイス、ホオジロ、ヒバリ、シジュウカラ、セグロセキレイ等のさえずりもにぎやかで、またコサギ、ダイサギ、アマサギなどのサギ類の純白が水田の緑に映え、とても豊かな気分にさせてくれます。何か買うにも最寄のコンビニまで車で5分は走らなければならないこのあたりは、人によっては寂しく殺風景な所と感じられるかもしれませんが、私なんか昼休みに散歩に出ようものなら、もう会社に戻りたくなくなっちゃって・・・(苦笑)。
<写真は工事中の社屋内から見た窓外の風景>
自然環境もさることながら、清明川流域のこのあたりはかなり古くから開かれていたようで、実は会社のすぐ近くにも昔を偲ばせる旧跡がいくつかあります。今回はその紹介です。
阿見町には、町をほぼ東西に貫いて走る国道125号線沿いの茨城大学農学部や東京医科大学霞ヶ浦病院付近から南東に流れ、途中で北向きに向きを変えて霞ヶ浦に注ぐ清明川(せいめいがわ)という川があります。この川は今でこそ護岸に閉じ込められ、まっすぐでおとなしく小さな流れになっていますが、その昔は相当暴れて蛇行しながら流れていたと見え、現在の川の規模には不相応な広さの開析谷を持っています。
<写真は北向きに大きく向きを変える地点の清明川>
阿見東部工業団地は清明川が大きく鋭角に向きを変えるやや手前でこの開析谷に面している台地の突端にあり、会社の窓からはこの開析谷とその向こうの台地を眺めることができます。開析谷およびその支谷は水田、台地上は集落と畑、台地が開析谷に臨む崖線は樹木に覆われ、ひたすら平坦だったつくば市よりも地形が多様で緑が豊か。昼休みに歩いても人の姿はほとんどなく、聞こえるものはカエルや鳥の声ばかり。鳥はつくばでは見られなかったセッカが出ますし、今の時期はコジュケイの叫び、ホトトギスの名乗り、ウグイス、ホオジロ、ヒバリ、シジュウカラ、セグロセキレイ等のさえずりもにぎやかで、またコサギ、ダイサギ、アマサギなどのサギ類の純白が水田の緑に映え、とても豊かな気分にさせてくれます。何か買うにも最寄のコンビニまで車で5分は走らなければならないこのあたりは、人によっては寂しく殺風景な所と感じられるかもしれませんが、私なんか昼休みに散歩に出ようものなら、もう会社に戻りたくなくなっちゃって・・・(苦笑)。
<写真は工事中の社屋内から見た窓外の風景>
自然環境もさることながら、清明川流域のこのあたりはかなり古くから開かれていたようで、実は会社のすぐ近くにも昔を偲ばせる旧跡がいくつかあります。今回はその紹介です。