最近行った演奏会:カペラ・ブレメンシス オーボエ三重奏
 7月27日すなわち月末の金曜日というのは会社の経理屋さんにとっては決して暇ではない日ですが、なんとかやりくりして休みを取って、港区赤坂のドイツ文化会館にあるOAGホールへオーボエ三重奏(オーボエ2本とイングリッシュホルン)のアンサンブル「カペラ・ブレメンシス」の演奏会を聞きに行きました。
 「カペラ・ブレメンシス」はドイツで活躍中の日本人オーボエ奏者3人が結成したアンサンブルですが、木管奏者でない私がなぜオーボエ三重奏の演奏会に行ったかというと、私の所属する東京サロンオーケストラが1998年にドイツのノイマルクト Neumarkt in der Oberpfalzへ演奏旅行を行ったときに、メンバーの末政圭志(すえまさ・けいじ)さんが現地で一緒に演奏してくださったからなのです。
 オーボエ三重奏というアンサンブルを聞くのは初めてでしたが、今回のプログラムは私のようなーボエ三重奏初心者にも楽しめるものでした。曲目は次のとおりです。

- ハイドン作曲「交響曲第94番」の主題による変奏曲 ハ長調(トリーベンゼー)
- イギリス民謡の主題による変奏曲 ニ長調(シュナルケ)
- 黒田節ファンタジー(門田展哉(もんた・のぶや)・委託作品)
- 2本のオーボエとイングリッシュホルンのための三重奏曲 ヘ長調(クロンマー)
アンコールはラグタイム調の曲(曲名を聞きましたが失念)と、三曲目の「黒田節ファンタジー」の作曲者門田さんによる木曽節のパラフレーズでした。
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| オーケストラ活動と音楽のこと | 12:19 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
最近の演奏会:グリーンハイツ八千代夏祭り
 千葉県八千代市にグリーンハイツ八千代というマンション、というか15階建てマンション8棟からなるマンション群があります。ホームページによると総戸数618戸ということですから住んでいる方は2千人を超えるでしょう。このグリーンハイツ八千代の夏祭りに東京サロンオーケストラが参加して演奏を行いました。ここにご家族と一緒に住んでいる団員がいるので、夏祭りにお呼びいただいたのです。
夏祭りが始まったよ!
<夏祭りが始まったよ!>

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| 自分が出演した演奏会 | 21:54 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
キノコの日
お化けキノコの群れ 今日の昼休み、いつものようにお昼を買いに会社の門を出ようとしたところ、なんだかいつもと違う雰囲気が…と柵の内側を振り返って見ると…
 うわぁぁぁ!何とそこには直径20cmを優に超えるお化けのようなキノコがごろごろ出ているではありませんか!

 傘の表面は茶色、裏側は黄色がかったスポンジ状で、キノコとしてはすっかり開ききった形。相当な厚みがあり、これからお昼を買いに行く時間帯だったのでパンを連想しましたが、さすがに種類のわからないキノコに手を出す気にはなりませんでした。万一食べられるキノコだったとしても大きすぎてちょっと気味が悪い…。何というキノコか知りたいと思いましたが、私はキノコには不慣れで目のつけどころがわからず、うまく調べることができません。残念。
お化けキノコ


普通っぽいキノコ 今日はなぜかキノコの日で、お昼を買った帰りにさらに2種類のキノコを発見。まずは歩道の脇の草むらに出ていた直径2cmほどの、ごく普通のキノコらしいかわいいキノコ。


切り株のキノコ さらに、街路樹を切り倒した切り株に出ていたやつ。


 梅雨というのにつくば周辺は雨もそれほど降らず気温もあまり上がらない日が続いていましたが、先週末に台風が近くを通ったときに一時的に高温多湿になったので、ここぞとばかりにいろんなキノコが一斉に発生したものでしょうか。そういえばつくばにはシイタケ農家が多いので、もともとキノコには向いている地域なのかも知れません。
| 身近な自然 | 23:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
写真を撮る楽しみ
幹とツタ
 写真を撮るのにいつもはデジタルのコンパクトカメラLumix TZ1を使っていますが、先日ひさしぶりに一眼レフのニコンFEを使って、写真を撮る楽しみを満喫しました。ニコンFEは1978年、すなわち約30年前に発売され、とうの昔に製造を終了した35mmフィルム用の一眼レフ。私が購入したのは1983年か84年ごろで、ほぼ四半世紀のつきあいになりますがいまだに現役です。もっとも10年ほど前、ニコンのサービスセンターでF3のオーバーホールのついでに見てもらったら「露出計が半絞り暗い」と言われましたが、当時すでに修理用の部品がなくて調整できず、その後は常時+0.5の露出補正をしながら使っています。
 今回つけたレンズはロシア製のMC Jupiter-9 85mmF2.0。コンパクトデジカメのTZ1は35mmカメラ換算で35mmから350mmの光学10倍ズームを備えているので、指一本でワイドからどアップまで自由自在ですが、今回はせっかく一眼レフでじっくり写真を撮るので単焦点の、しかも自分が普段使わない中望遠系のレンズを選びました。このレンズはロシア製ながらツァイス製ゾナーのコピーと言われ、絞るときりっとした中にもテッサーにはない一種の余裕があり、「うんこりゃぁ確かにゾナーだ」と思わせるすばらしい写りをします。ただし開放近くではふわぁ〜っと軟調なポートレート用レンズへと性格がまるっきり変わるのでびっくりします。M42マウントのレンズのためニコンに付けるには補助レンズの入ったアダプターが必要なので、最初はその補助レンズが悪さをするのかと疑いましたが、調べてみるとこれはこのレンズ自体の特徴のようです。またこのレンズはプリセット絞りというちょっと変わった絞り設定方式のため撮影にはひと手間、いやふた手間くらい余計にかかりますが、その手間のかかることが全自動カメラにはない「写真撮ってる感」につながるので、便利とは言えませんが使っておもしろいレンズです。
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| 写真とカメラ | 20:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
最近行ったコンサート:悠コンサートシリーズ IV 2007 シネマ・コンチェルト
 今年の予定表を改めて見てみると、1月、3月、8月以外は毎月最低1回、多い月には3回演奏会の予定が入っていますが、それはみんな自分が出演する演奏会で、自分が客席に座ってゆったりと音楽を楽しむ機会は今年に入ってからまだ一度もありませんでした。確かに自ら演奏する楽しみは他に代えがたいものがありますが、音楽の第一の楽しみは「聞く」ことですし、優れた曲のすばらしい演奏に、しかも耳だけでなく全身をゆだねることができたなら、それこそ音楽を聞く楽しみの極みと言ってよいでしょう。
 そんなわけで、自分が出演する春夏シーズンの大きな演奏会が一段落ついたこの時期、本当にひさしぶりに「演奏会を聞きに」出かけました。
 このコンサートは指揮者でつくば市にお住まいの久保田悠太香氏が「世界で活躍するアーティストたちのジャンルを超えたコラボレーションによる斬新なコンサート」(当日のプログラムから)のシリーズとして4年前から毎年行っているものです。久保田氏には以前土浦交響楽団の指揮者として直接ご指導いただいたことがあり、また今回のコンサートの出演者のうちバンドネオン他と編曲を担当された啼鵬(ていほう)氏は土浦交響楽団の団員仲間、コントラバスの松本広治氏は茨城大学管弦楽団でのトラ仲間で、知っている人がこれだけ出ているのですから、これは行かないわけにはいきません。
 というわけで、せっかく三連休前の金曜日なのに台風接近中のすっきりしないお天気の中、さっさと仕事を終えていそいそと演奏会に出かけました。コンサートの内容についてはこちらをご覧ください。
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| オーケストラ活動と音楽のこと | 07:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
お前らナメられてんじゃねえぞ!
 …と、以前勤めていた某外食チェーンの社長が口癖のように言っていました。何でそんなヤクザみたいなことを言うのかなと思っていましたが、安倍内閣の有様を見ていて、あぁ社長が言っていたのはこのことだったのかと気がつきました。
 この社長の説によるならば、安倍内閣でカネや発言で問題を起こす閣僚が多いのは安倍氏がナメられているからです。もともと論功行賞内閣といわれたくらいですから、安倍氏は各閣僚に借りがあるのでしょう。だから各閣僚は安倍氏に対して、何をやってもかばってくれて当然だ、好きなようにやらしてもらおう、という雰囲気になっていて、安倍氏は各閣僚に対して「身を慎んで職務に精励するように」などと口では言っても実際にそうさせることはできないのではないかと思われます。実際安倍氏は閣僚が何かスキャンダルを起こすたびにいじらしいほどかばい通し、どうにもかばいようがなくなっても自分から切ることはなく、本人が辞任するまで何にもしない。それでいて皆が恩に感じて拳拳服膺するでもなく、ナントカ還元水の後任なぞまだ就任して間もないのにさっそくカネにからんで問題起こす体たらく。これじゃぁ仕事をやる方もやらせる方も無責任、コツコツやるやつァごくろ〜さ〜んです。
 議員は一度選挙で当選すれば4年なり6年なりは安泰だし多数党の内閣もそれに乗っかってやっていけますが、民間の、特にお客様とじかに接するお店ではそうはいきません。おかしなことをすればお客様はすぐにも他へ行く。だから「お前らナメられてんじゃねぇぞ!」、つまり「リーダーシップをもって部下にきちんと仕事をさせろ!」と常に言い続けやらせ続ける必要があるのです。
 ちなみにチェーンストアの用語では「リーダーシップ」とは権威のことです。権威は他人に敬服され信頼されることであり、それのない人間が権限を持つと組織は動かず弊害が続出するとされています。なるほどね、そういう組織心当たりあるな〜。
| その他のできごとあれこれ | 20:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ブログ始めて1周年
 ふと気がつくと、ブログを始めてから今日でちょうど1年経っていました。書きたいことを書きたいように書いてきただけなので、1年経ったからといって特に何もないのですが、これからも書きたことを書きたいように書いていくことと思います。強いて言えばいつも字ばっかり多くてめそめそしてくどいので、もう少しビジュアル面というか、絵とか写真とか入れるように努めてみようかと思いますが、すてきな写真やイラストに短くて軽妙洒脱な文章がキラリ!と輝くなんていうのは逆立ちしてもできない(というか逆立ち自体が…)ので、まぁこれからもとにかく無理せずぼちぼちやっていきましょう。
| その他のできごとあれこれ | 21:27 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
最近の演奏会:ぷらざ劇場「東京サロンオーケストラ」メンバーによるアンサンブルコンサート
 JR王子駅のすぐ近く、東京都北区の産業の発展と区民の文化活動の拠点「北とぴあ(ほくとぴあ)」の11階に、NPOやボランティア活動の支援のための施設「北区NPO・ボランティアぷらざ」があります。ここでは毎月一回、いろいろな人・団体を招いて「ぷらざ劇場」という催しを行っていて、7月度のぷらざ劇場として私の所属する東京サロンオーケストラのメンバー12人によるアンサンブルコンサートが、7月7日(土)の午後2時から行われました。当日の演奏内容は次のとおりです。

<楽団演奏>
- アイネ・クライネ・ナハトムジークより第一楽章(モーツァルト)
- 愛の挨拶(エルガー)
- 鳥の歌(カタロニア民謡/カザルス)
- 星に願いを(ディズニー映画「ピノキオ」より)(ハーリン)

<みんなで歌いましょう>
- 蘇州夜曲(西条八十/服部良一 歌:渡辺はま子/李香蘭)
- リンゴの歌(サトウハチロー/万城目正 歌:並木路子)
- ふるさと(文部省唱歌 高野辰之/岡野貞一)
- 夏の思い出(江間章子/中田喜直)

<楽団演奏>
- 見上げてごらん夜の星を(永六輔/いずみたく 歌:坂本九)
- いい日旅立ち(谷村新司 歌:山口百恵)
- 浜辺の歌(林古渓/成田為三)

<アンコール>
- 川の流れのように(秋元康/見岳章 歌:美空ひばり)
- 千の風になって(新井満 歌:秋川雅史)

 演奏は東京サロンオーケストラ団員の奏者11名+指揮者1名のアンサンブル、「鳥の歌」と「浜辺の歌」のソロはそれぞれ団員の山本正敏さん(Vc.)と中林昭博さん(Vn.、コンサートマスター)、指揮・司会と「千の風になって」の独唱は不肖私が務めました。

 歌伴奏中心の、しかもちょっと昔っぽい曲が多いあたり、ひさしぶりに東京サロンオーケストラならではのコンサートだったな〜という気がします。お客様は地元にお住まいの方々で50人ほど、入場無料ということもありくつろいだ雰囲気でした。戦後生まれの私が言うのも何ですが「蘇州夜曲なんてだいじょうぶかなぁ?」と思っていたところ、けっこう年配のお客様もいらっしゃって一緒に歌っていただけましたし、一曲ごとに簡単な紹介をしながらの進行でしたが、みなさんそれぞれにいろいろなことを思い出しながら聞いていただけたようで、演奏会の終わり近くにはちょっと涙ぐんでいるお客様もいらっしゃいました。こんなときに演奏者としての喜びを感じます。
 それにしてもやっぱり歌はすごい。たった12人の私たちの演奏でも人の心は動くのです。それは私たちの演奏そのものに感動するというのとはまた別のことですが、だからと言って私たちの演奏に価値がないわけではないので、そういった人の心に寄り添うことのできる演奏を続けていきたいと思いました。「幸せのお手伝い」ってとこでしょうか、ささやかですが。
| 自分が出演した演奏会 | 21:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
最近の演奏会:いわき交響楽団第24回定期演奏会
 梅雨の最中とは思えないからりと晴れ上がった7月1日(日)の午後、いわき交響楽団第24回定期演奏会にトラとして参加しました。私自身は6月23日(土)の土浦交響楽団第54回定期演奏会に続いて2週連続の演奏会本番。内容は次のとおりです。

「王宮の花火の音楽」(ヘンデル:原典版による)
バレエ曲「恋は魔術師」(ナレーション付き)(ファリャ)
交響曲第3番変ホ長調「英雄」(ベートーヴェン)
アンコール曲として
「愛の挨拶」(エルガー:指揮者のVn.ソロ)

歌とナレーション:竹中 敏子(ソプラノ)
指揮とVn.:金森 圭司
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| 自分が出演した演奏会 | 21:13 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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