最近の演奏会:土浦交響楽団第54回定期演奏会
 アップが遅くなってしまいましたが、前日の雨も上がって少し蒸し暑いくらいに晴れ上がった6月23日(土)の午後、私が所属する土浦交響楽団第54回定期演奏会が行われました。演奏内容は次の通りです。

歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲(ヴェルディ)
ピアノ協奏曲第2番ハ短調(ラフマニノフ)
交響曲第5番ホ短調(チャイコフスキー)

協奏曲の後にピアニストのアンコールとして
前奏曲嬰ト短調Op.32 No.12(ラフマニノフ)
オーケストラのアンコール曲は
バレエ「眠りの森の美女」よりワルツ(チャイコフスキー)

ピアノは矢澤一彦氏、指揮は直井大輔氏でした。

 今回の演奏会はこれまで長く副指揮者として土浦交響楽団をご指導いただいてきた直井先生に正指揮者として指揮していただく最初の演奏会でした。直井先生は笑顔でオーケストラをうまくノセながら、最終的には自分の思う音楽をさせてしまうスタイルの指揮者とお見受けしました。棒さばきは巧みでわかりやすいのですが、油断しているともう表情が変わっているというぐあいで、いつもアンテナを張っていないと取り残されてしまいそうです。しかしちゃんとはまれば丁々発止のインタープレイも楽しめそうな気もします。次回の演奏会、というか練習から楽しみです。

 ピアニストの矢澤氏はお若い方で、ラフマニノフの2番は今回初めてとのことでしたが、最初の合わせのときは「うわ〜指回るけどテンポ速え〜!」という印象だったにも関わらず、その数週間後の2回目はぐっとテンポが落ちてえぐりの効いた内容になっていて、ピアニストにこれほど目覚しく進化されてはオーケストラはとてもうかうかできないぞという気にさせていただきました。本番はお互いに集中でき、練習・本番を通じて最高の演奏ができました。ありがとうございました。
 奥様もピアニストとのこと、ぜひデュオでもお願いしたいです。

 打ち上げでのスピーチによると、直井先生は本番でのチャイコフスキーには納得できなかったとのことでした。私は何かがまずかったという自覚症状がない(うぁ、それがまづいんぢゃん?(汗))のですが、それなら次回はがんばって納得の演奏にしようじゃあーりませんか。そのためには常に棒を感じてちゃんと反応すること、集中を切らさず、むしろ高めていくこと。

 今回はピアニストの矢澤氏のお力もあり、入場者数なんと920人。ノバホールの座席数は1,003(うち4は身障者席)なので、ほぼ満席といってよいでしょう。会場からの拍手も迫力あるし、やっぱりお客様の多い演奏会はいいもんだな〜と思いました。
 次もがんばるしかないね!
| 自分が出演した演奏会 | 23:39 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
ひもとく
 頻繁に使われる言葉とは思えないのですが、たまたま同じ日にこの言葉に二回触れる機会がありました。一回目は6月27日(水)午後9時からの「ニュースウォッチ9」(NHK総合)で、古代エジプトのハトシェプスト女王のミイラが特定されたというニュースの中で「古代エジプト史の謎をひもとく手がかり」という表現がありました。そして二回目は同日午後11時20分からの「ラジオ深夜便」(NHKラジオ第一)で、「ないとエッセー 語感でひもとく身近なことば」のアンコール放送でした。
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| ことばのこと | 22:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
今日の虫:ビロードハマキ
 昨日(6月14日)から関東地方も梅雨入りと見られるという発表がありましたが、今日はさっそく梅雨の晴れ間となりました。昼休みにいつものようにパン屋さんでパンを買ってから、いつもは職場に戻って食べるのですが、貴重な梅雨の晴れ間なのでパンをかじりながら遠回りして戻ることにしました。しかし一昨日までほぼ毎日よい天気が続いていたのに全然そんな気にならなくて、梅雨入りしたとたんに晴れ間を大事がるというのは、これは一種の貧乏性でしょうかね。
ビロードハマキ

 そんなわけでふだんは行かない常磐高速道の土手の近くを歩いていると、道端にきれいな蛾が止まっていたのでカメラに収めました。体長約4cmのかわいい蛾です。一般的には蝶は好かれて蛾は嫌われることが多いですが、花から花へ忙しく飛び回る蝶に比べて蛾は一度止まるとじっとしていることが多いので観察しやすいし、じっくり見てみると色も形も大きさもバラエティに富んでいて、私は蝶に劣らず蛾も好きです。で、この蛾もずいぶん近づいて写真を撮らせてもらいましたが全く気にする風もなく動かずにいてくれたので、思わず「ありがとね!」とお礼を言いました。

 この蛾の正体ですが、ハマキガ科のビロードハマキと思われます。ネットで調べると、どうもこういうふうに翅を開いて止まることはあまりないようで、ほとんどの写真は翅を閉じているので、最初は名前がわかりませんでした。翅を閉じていると何かナマコみたいな感じで、黄色い後翅の見えるこの止まり方の方がすてきだと思います。蒸し暑かったので風通しよく翅を広げていたのか?なんせ「ビロード」ですから夏向きではないかも知れませんね…
| 身近な自然 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
最近の演奏会:我孫子市民フィルハーモニー管弦楽団第26回定期演奏会
 関東地方が豪雨に見舞われた日曜日、我孫子市民フィルハーモニー管弦楽団の第26回定期演奏会が行われ、私もトラで参加しました。雨は開演直前に止んだのですが、残念ながらお客様の出足に多少影響があったのではないかと思います。
 このオケが創立以来本拠地としてきた我孫子市民会館が今年3月末で閉鎖されたため、今回の演奏会はお隣の柏市の柏市民文化会館で行われました。曲目は次の通りです。

ウェーバーの主題による交響的変容(ヒンデミット)
交響曲第7番(ベートーヴェン)

アンコールとして
管弦楽組曲第3番より「アリア」(J.S.バッハ)

指揮は冨平恭平氏でした。

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| 自分が出演した演奏会 | 23:04 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
不動峠越えの道
 6月2日に旧・八郷町を訪問したことは「八郷訪問記」に書いたとおりですが、そのとき利用した不動峠を越える道の変遷と、その他いくつか気付いたことについて、ここにまとめておきます。なお利用した資料は「地図で見るつくば市の変遷」(平成8年5月25日 財団法人日本地図センター)に収められた明治・昭和・平成の地形図です。また「明治前期測量 2万分1 フランス式彩色地図―第一軍管地方二万分一迅速測図原図覆刻版―筑波山周辺地区」(平成8年5月 財団法人日本地図センター)を参考にしました。

 不動峠は筑波山から伸びる尾根を越えて旧・八郷町とつくば市を結ぶ、いくつかある峠のひとつです。まずは現在の不動峠の姿を地形図で見てみましょう。
不動峠1994-95
<平成6(1994)年測量2万5千分の1地形図 「柿岡」と隣接図幅の一部>

 少し前の地形図で、しかも地図が小さくて申し訳ありませんが、だいたいの状況がわかっていただければよいので、この大きさで説明させていただきます。まず地図の上端ほぼ中央、「(つ)くば市」の字のあたりから右斜め下へ走っているのが筑波山から出ている尾根上を走っている県道236号線、通称「表筑波スカイライン」です。これを境に図の右側が旧・八郷町(現・石岡市)側、左側がつくば市側です。
 表筑波スカイラインをたどって行って図の中央よりやや下、赤い線で四角く囲ってあるところが「不動峠」です。不動峠から図の右へ半円を描くようにうねうねと走って右上端に赤く囲ってある「仏生寺」集落と、また不動峠から図の左へやはりうねうねと走って左下に赤く囲ってある「平沢」集落を結んでいるのが、問題の不動峠越えの道です。現状での位置関係をご確認ください。
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| 地域とくらし、旅 | 20:30 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
八郷訪問記
柿岡の道 先日書いたとおり、八郷町民文化誌「ゆう」を読んで「八郷ってどんなところなんだろう」と思っていたところ、たまたま6月2日の土曜日が特に予定もなくぽんと空いたので、思い立って車で視察に行って来ました。といっても下調べなどしてませんし、特にあてがあるわけでもなく、とりあえず景色でも見て来ようかというくらいのお気楽な小さな旅です。
<写真は旧・八郷町柿岡を通る街道と商店>

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| 地域とくらし、旅 | 21:48 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
最近の演奏会:第54回蜜ばち会ヴァイオリン演奏発表会
 梅雨入り前のさわやかな日曜日の午後、東京・青山のドイツ文化会館OAGホールで第54回蜜ばち会ヴァイオリン演奏発表会があり、私は合奏指揮として参加しました。
 この「蜜ばち会」は子供のためのヴァイオリン教室で、毎年1回生徒さんの発表会を行っているのですが、今年が第54回ということは、少なくとも54年以上続いているということになります。半世紀以上も続いているなんてすごいことですね。主宰していらっしゃる河内先生もご高齢ながらまだまだお元気でいらっしゃるので、今後も回数を重ねていくことでしょう。

 ふつうヴァイオリン教室の発表会というと、生徒さんが一人ずつ順番に先生のピアノに合わせて弾くという形だと思うのですが、「蜜ばち会」では個人の発表に加えて合奏の発表もあります。しかも先生のお知り合いや「蜜ばち会」のOBが集まって、ヴィオラやチェロも加えた弦楽合奏の編成をとることができるのです。以前私も東京サロンオーケストラのメンバーを通じてコントラバス奏者としてお声がかかり、何回か合奏のお手伝いをしたことがあり、そのご縁が続いてここ何年かは合奏の指揮をさせていただいているというわけです。今回の演奏曲目は次のとおりです。

<初級の子供たちの合奏>
「月」(♪出た出た月が♪)
「さくらさくら」(♪さくら〜さくら〜♪)
<中級・OBの合奏>
アヴェ・マリア(J.S.バッハ=グノー)
ディヴェルティメント第3番K.138 第一楽章(モーツァルト)
「ウィーンわが夢の街」(ジーツィンスキー)
アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525 第一楽章(モーツァルト)
「夏は来ぬ」(小山作之助)※会場のみなさんにも歌っていただきました。
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| 自分が出演した演奏会 | 19:51 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
八郷町民文化誌「ゆう」No.13 終刊号
「ゆう」表紙
 先日、自宅からちょっと離れたところにある大き目の本屋さんに行ったところ、これが地元関連の本を集めてあるコーナーにあるのを見つけました。目次を見たところおもしろそうなので買ってきて、折にふれて少しずつ読んでいますが、だんだんとこれは大変なものだという思いが強くなってきました。
(頒価1,000円)



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| 本のこと | 23:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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