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DECCA SOUND MONO YEARS 1944-1956 を聞く 49. ウィーン八重奏団のモーツァルト
 DECCA SOUND MONO YEARS 1944-1956 からのご紹介第49弾。Disc 52 はウィーン八重奏団によるモーツァルトのディヴェルティメントです。。
・モーツァルト:ディヴェルティメント第17番ニ長調 K334 (r. 1950)
・モーツァルト:ディヴェルティメント第10番ヘ長調 K247 (r. 1952)
ウィーン八重奏団のメンバー

<上はメインLPのK334、右はサブLPのK247のジャケット写真。>
 
 ウィーン八重奏団 Wiener Oktett はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を中心に構成されるアンサンブルで、演奏する曲の編成により、またその性質上活動年代によってメンバーの入れ替わりがあります。この盤では長くウィーン・フィルのニューイヤーコンサートの指揮者も務めた名コンサートマスター ウィリー・ボスコフスキー Willi Boskovsky を中心とした次のメンバーが顔を揃えています。

ヴァイオリン:ウィリー・ボスコフスキー、フィリップ・マタイス Philipp Matheis
ヴィオラ:ギュンター・ブライテンバッハ Günther Breitenbach
チェロ:ニコラウス・ヒュープナー Nikolaus Hübner
コントラバス:ヨハン・クルンプ Johann Krump
ホルン:ヨーゼフ・ヴェレバ Josef Veleba、オットー・ニッチュ Otto Nitsch

 ディヴェルティメント Divertimento(喜遊曲)は広く多楽章の器楽合奏曲を指し、セレナード(夜想曲)やカッサシオンと呼ばれる曲たちと本質的な違いはありませんが、モーツァルトのディヴェルディメントには、比較的編成が小さく(弦楽器だけ、管楽器だけ、または弦楽器と少数の管楽器等)、室内楽的な性格が強く、楽章の数もセレナードより少ない(セレナードが基本的に8楽章なのに対しディヴェルティメントは6楽章が基本)等の特徴があるそうです。いずれにしても何かのお祝いなど特定の機会に貴族や富豪のお屋敷で演奏されるための音楽で、divertimento(イタリア語)の本来の意味である「気晴らし、娯楽」のとおり、何よりも聞く人を愉しませるために書かれるものです。
 第17番ニ長調 K334はモーツァルトの数あるディヴェルティメントの中で最も優雅にして流麗な最高傑作とされており、第三楽章は「モーツァルトのメヌエット」として知られています。モーツァルト34歳の1779年または1780年の作曲とされています。
 第10番ヘ長調 K247はその3年ほど前の1776年の作とされ、親交のあったザルツブルクの貴族ロドロン伯爵夫人アントニーナの霊名祝日(守護聖人の祝日)のために書かれたと考えられることから「ロドロン伯爵家の夜の音楽 第1番」とも呼ばれます。

 この音楽にこの奏者であれば話は簡単、ただひたすら身を任せて浸ればよいだけであって、演奏について言うことは何もありません(笑)。グラスを傾けながらふと思いついてこのCDを低めの音量でかけて、半分聞き流しながら時々鼻歌で旋律なぞってみる・・・なんていうのは、これは贅沢の極みでありましょう。
| DECCA SOUND MONO YEARS | 20:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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