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ペトリカラー35礼讃

 先月入手した小さなフィルムカメラのペトリカラー35。このところ「カメラのキ●ム●」でコダックのネガカラーフィルムが安いのでそれを使ってどんどん撮ってみてますが、撮影結果はたいへん良好で、ますます愛着がわいてきました。

 まずレンズがいいです。焦点距離40mmでf2.8というレンズは、ボディがほぼ同じ大きさのローライ35Sに付いている4群5枚のゾナーと同じスペックですが、実は3群4枚のテッサータイプです。私は少ないレンズ構成でめいっぱいがんばるテッサーの、時にカリカリする描写よりも、余裕と落ち着きを感じさせるゾナーのおっとりゆったりたっぷりした風情を愛するのですが、この C.C petri レンズは細かいものまでちゃんと結像する割にはカリカリとうるさくもならず、私好みです。四隅の画像の乱れや光量落ちも気になりませんし、著しい歪曲収差もなく、この大きさのカメラとレンズでこれだけしっかり写れば、私は言うことありません。以下の作例は2回クリックすると大きくなりますのでお試しください。

Burger Kingと東京スカイツリー<左:すみだトリフォニーホールの近くから東京スカイツリーを見通す。遠景のスカイツリーの骨組みも、わりと近くの日陰の人や交通標識もちゃんと写っていてうれしいです。色調をかなり補正しているのですがそれでも日陰がこんなに青いのは、これはコダックのフィルム(Kodak GOLD400使用)ならではの色じゃないかと思います。>

すみだトリフォニーホールにて<右:すみだトリフォニーホールの入り口にて。先日聞きに行った新響の第220回演奏会です。やはりKodak GOLD400で撮ってますが、これは色調補正してません。>


 ペトリは「同じ機能ならニコンの半額」と言われた中級カメラメーカーでしたが、レンズは私が卒業した東京都足立区の中学校のすぐ隣にあった自社工場で研磨していたらしく、カメラ本体よりレンズの方が評判がよかったりします。このカメラのレンズもなかなかの描写力を持っていると見ました。

 ただし発色や色乗りは正直言ってよくわかりません。というのは、今は前述のコダックのネガカラー(Kodak GOLD100、GOLD400)で撮って現像したものをそのままフジのCDに焼いてもらって、日陰の青カブリを修正したりガンマ補正で色を乗せたりしてPCのディスプレイで見てるので、素のまんまでどういう絵が撮れてるのかは不明なのです。幸いネガカラーでの成績がよいので、一度リバーサルフィルムで試してみようと思います。さらに、もともと1.3Vの水銀電池で駆動する露出計を1.5VのLR-44で動かしているので、その影響もリバーサルで撮ればはっきりするでしょう。

葛飾八幡宮<左:これも色調補正とガンマ補正をかけてます。CDのままでは右下の人たちの顔などがほとんど白く飛んでしまって表情がわかりませんでした。>

雪の清明川<右:1月14日に降った雪が残る中を流れる清明川。会社の近くの橋から下流側を見ています。しばらくまっすぐ流れた川は左へカーブを切りながら霞ヶ浦を目指します。これはKodak GOLD100で撮っていて、ほとんど補正していません。冬らしい色合いに感じられて、これはこれでいいと思います。>

東京チカラめし本八幡店<左:元祖焼き牛丼初体験を果たした本八幡駅前の東京チカラめしの入ったビル。やや糸巻き型っぽい収差が見られるのかな?まあその前にちょっとカメラが傾いちゃってるんですが(笑)。>

 手ブレしにくいのもこのカメラのよいところです。グリップや指がかりは特になくごろっと四角いボディですが、この大きさは両手でしっかり握り込むことができます。またレンズシャッターなのでシャッターショックもなく音も静かです。実は左の東京チカラめしは画面右外から車が近づいて来ていて急いでシャッターを切ったので「あ、ブレた」という自覚症状があったのですが、それでもこの程度で済んでました。

 最高速が1/250までなのはISO400のフィルムを晴天下で使う時にはちょっと物足りませんが、そのおかげで1/500を備えたローライ35よりもスプリングのテンションが弱くて済んでいるのでしょう、シャッターが軽く穏やかに切れて、その点も気に入ってます。
 またすっきりとまとまったデザインや普通のカメラに近い操作性も好ましく、これがあればもうキャラがかぶるローライ35は要らないかな・・・

 中級カメラメーカーの製品とはいえ、侮れませんよペトリカラー35。私の中ではローライ35を超えました。

| 写真とカメラ | 21:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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