2011.01.18 Tuesday
近頃飲んだ酒:「李白」特別純米酒
昨年末から二年がかりで(笑)飲んできた「出羽桜 桜花吟醸酒誕生三十周年記念酒」がついに空いたので、以前から気になっていたお酒にトライすることにしました。島根県は松江の「李白」です。
ところで我が身を振り返ってみると、ふだんよく飲む酒は地元茨城と家内の実家の新潟を中心に東国の酒が多く、西日本の酒はあまり飲んでいないのです。記憶にある西の酒の銘柄を数えても、奈良の「春鹿」と「百楽門」、土佐の「酔鯨」、愛媛の「梅錦」、山口の「獺祭(だっさい)」、熊本の「美少年」くらいか?・・・あぁ、もちろん「月桂冠」「白鶴」「大関」「菊正宗」etc. といった全国ブランドは除く、いわゆる地酒の話ですよ。
西国の酒は自分にとっては未開の地。まだまだこれからいろいろな楽しみに出会える気がするぞ。
というわけで、「李白」です。詩人としての李白は唐代を代表する詩仙にして酒仙。敢えてそのビッグネームを担う以上は、まさか凡酒ではあるまいよ、と期待して、しかしそこはお財布とも相談しながら(笑)、別純米酒を試みることにしました。
一般に純米酒は旨味豊かな酒ですが、アルコール添加をする本醸造と比べると酒質は重くなり、悪くするともっさりと垢抜けない感じの酒になってしまいます。しかしこの「李白」特別純米酒はさすがに酒仙の名に恥じず、味わいはしっかりしているがすっきりと切れて、もっさり感は皆無、ふっとアルコールが浮いてくる感じもありません。すっきりと上品な性質(たち)の酒です。新潟出身の家内曰く「日本海側の酒だね」と。なるほど、そういうくくり方もあるか。確かに地酒を味わうということは、その土地その風土を味わうという面もあるよな。
李白酒造のある島根県松江市はまだ訪ねたことはありませんが、子どもの頃にNHK「みんなのうた」のお国めぐりシリーズの一曲「松江の町は」を聞いて以来、何となく親しみを感じて今日に至る、いつか行ってみたい町のひとつです。
先ほど李白酒造のホームページを見てみたら、大吟醸「月下独酌」と純米吟醸「両人対酌」というのがありました。それぞれ李白の詩から取った名前(「月下独酌」は同名の詩があり、「両人対酌」は「山中与幽人対酌」詩の初句「両人対酌山花開」から採る)が何ともソソります。春の一日友人と「両人対酌」を酌み、宵には「月下独酌」を相手に独り李白の詩をひもとくなんて、いいよねぇ・・・(「李白」さん、商売うまいよねぇ ^^;)。
ところで我が身を振り返ってみると、ふだんよく飲む酒は地元茨城と家内の実家の新潟を中心に東国の酒が多く、西日本の酒はあまり飲んでいないのです。記憶にある西の酒の銘柄を数えても、奈良の「春鹿」と「百楽門」、土佐の「酔鯨」、愛媛の「梅錦」、山口の「獺祭(だっさい)」、熊本の「美少年」くらいか?・・・あぁ、もちろん「月桂冠」「白鶴」「大関」「菊正宗」etc. といった全国ブランドは除く、いわゆる地酒の話ですよ。
西国の酒は自分にとっては未開の地。まだまだこれからいろいろな楽しみに出会える気がするぞ。
というわけで、「李白」です。詩人としての李白は唐代を代表する詩仙にして酒仙。敢えてそのビッグネームを担う以上は、まさか凡酒ではあるまいよ、と期待して、しかしそこはお財布とも相談しながら(笑)、別純米酒を試みることにしました。
一般に純米酒は旨味豊かな酒ですが、アルコール添加をする本醸造と比べると酒質は重くなり、悪くするともっさりと垢抜けない感じの酒になってしまいます。しかしこの「李白」特別純米酒はさすがに酒仙の名に恥じず、味わいはしっかりしているがすっきりと切れて、もっさり感は皆無、ふっとアルコールが浮いてくる感じもありません。すっきりと上品な性質(たち)の酒です。新潟出身の家内曰く「日本海側の酒だね」と。なるほど、そういうくくり方もあるか。確かに地酒を味わうということは、その土地その風土を味わうという面もあるよな。
李白酒造のある島根県松江市はまだ訪ねたことはありませんが、子どもの頃にNHK「みんなのうた」のお国めぐりシリーズの一曲「松江の町は」を聞いて以来、何となく親しみを感じて今日に至る、いつか行ってみたい町のひとつです。
先ほど李白酒造のホームページを見てみたら、大吟醸「月下独酌」と純米吟醸「両人対酌」というのがありました。それぞれ李白の詩から取った名前(「月下独酌」は同名の詩があり、「両人対酌」は「山中与幽人対酌」詩の初句「両人対酌山花開」から採る)が何ともソソります。春の一日友人と「両人対酌」を酌み、宵には「月下独酌」を相手に独り李白の詩をひもとくなんて、いいよねぇ・・・(「李白」さん、商売うまいよねぇ ^^;)。