国土地理院で三昧境
 今日は一日会社を休んで野暮用を済ませ、国土地理院へ旧版地形図の閲覧と謄本交付を受けに行ってきました。2年前にJR南武線の旧・西府駅と旧・本宿駅について調べに行って以来です。そのときもそうでしたが、今回も駐車場がほぼ満杯。併設の「地図と測量の科学館」は平日にもかかわらず親子連れでにぎわっていました。

 今回の目的は以前書いた新潟の角海浜村の盛衰について調べるためで、その成果については後日改めて書きますが、今はなくなってしまった角海浜村のありし日とその後の変化をたどる資料として、5万分1地形図を明治44年から昭和56年にかけて6枚と、昭和43年の2万5千分1地形図1枚の謄本を入手しました。その7枚を選び出すために、前後100年にわたる地形図をとっかえひっかえ大型ディスプレイ上に写し出し、要部を拡大して比較してはしばし慨嘆また沈思黙考・・・いやもう三昧境ですよ。事情が許せば毎日でも入り浸りたいですね〜

 併設の「地図と測量の科学館」では東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に関する展示を行っていました。震災前と震災直後の空中写真の比較展示に絶句。日常生活が根こそぎ壊れてしまう恐ろしさをまざまざと見せつけられる思いでした。
| 地図と地形 | 23:35 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
マップMEMOに新製品登場!
新マップMEMO 以前マップMEMOについて書きましたが、先日「地図と測量の科学館」内の売店に寄ってみたら、ご覧の新製品がリリースされてました。従来製品も健在なので、どうやらシリーズ化を狙っていると見た?

 新製品と従来製品は大きさや枚数は変わりませんが、表紙は青空をイメージさせる水色をベースに、日本列島と一体化した少女のシルエットが雲のように白抜きになってます。地形図の持つお堅いイメージを過剰に和らげる「測量の日」のマスコット「マッピー」を大きく描いてもったりと野暮っちいイメージを醸し出し、人前で取り出すのが何となくはばかられる感じの従来製品の表紙に比べ、洗練され過ぎないクールなさわやかさが新鮮。
 ちなみにこの日本列島ガール(仮名)は購入した地図を入れてくれる袋にも印刷されているので、(財)日本地図センターのマスコットかも。しかし本名やプロフィールはわかりません。どなたかご存知?

 従来製品との機能上の大きな違いは、メモ用紙の短辺を綴じていた従来製品に対し新製品は長辺を綴じてある点。使われているメモ用紙そのもの(廃版地形図の裏)は変わりませんが、綴じ方を変えることでタテ型・ヨコ型のバラエティーを持たせてますね。しかも新製品は約183mm×128mmの長辺を綴じているので、従来製品に比べ糊が約1.43倍必要な分コストアップしてるはずなのに価格は据え置きなので、(正直そういう気は全然しないけど)考えようによってはお買い得ってことになるのかな。
| 地図と地形 | 21:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2万5千分1地形図「府中」と「立川」

 昨年の夏にこちらに連載した「JR南武線の旧・西府駅と旧・本宿駅」のシリーズで、今はない旧・西府駅が載っている旧版地形図を使いましたが、この図の昭和10年発行のものは「府中」なのに、昭和22年発行のものから図名が「立川」に変わり、現在に至っています。
 その時は特に深く考えなかったのですが、その後この2枚の地形図の図郭外の図歴を見比べてみて、あることに気づきました。両図の図歴に曰く;

昭和10年11月30日発行「府中」:大正10年測図昭和5年第二回部分修正測図同10年鉄道補入
昭和22年4月30日発行「立川」:明治39年測図之縮図大正12年測図及昭和12年修正測図同22年資料修正(行政区画)
(原文は旧字、数字は漢数字)

「府中」「立川」図歴 読んだだけではイメージがわかないので表にしてみました(左図)。
 地形図は地物の変化を反映するため時々作り直されますが、そのつど一から測量して作るわけではなく、前の版の地形図に変更点だけを上書きしていくのが普通です。で、その記録を図郭外に図歴として残しておくわけですが、この2枚の図歴を見ると、同じ場所の地形図なのに、もともとの測図(それまで地図が作られていなかった場所を測量して地図を作ること)の時期も違うし、その後の修正の時期も全然重なりません。ということは、「府中」から「立川」への図名変更は、単一の地形図の図名が途中で変わったのではなくて、「府中」と「立川」はもともと別々に作られ別々に維持されてきた別々の図、ってことになるのです。
 しかし一つの組織(明治の初期を除き戦前・戦中の地形図は陸軍陸地測量部が一元管理していた)が、同じ場所について同じ内容の地図を二種類作り、さらにその後も別々に維持管理し続けるなんてことを普通しますか?そんなことしたら最近流行りの「事業仕分け」の格好の餌食になっちゃうよ。これはいったいどういうことなのか?

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| 地図と地形 | 19:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
マップMEMOのこと

マップMEMO 世に「マップMEMO」というものがありまして、私も愛用してます。改版等何らかの都合で流通しなくなった地形図をB6サイズに切って裏向きに綴じたもので、私はつくば市にある国土地理院の「地図と測量の科学館」の売店で買ってますが、日本地図センターでも売ってるらしい。1冊100円(消費税込み)。要するに用済みになった地形図の裏紙利用です。
 メモとしては大きめのサイズで、大きな字でのびのび書けるので会社でも重宝しています。しかしこのメモには欠点がありまして、ひとつはモノが地形図だけに紙が丈夫で、メモを破って捨てるのに力が要ること。紙の繊維が長いのか、向きによって相当な粘りを感じます。ヤワなコピー紙のように数枚重ねてタテヨコ連続3回ちぎって捨てるなんていう芸当はなかなかできません。
 しかしそんなことはもう一つの重大な欠点に比べればものの数ではない。その重大な欠点とは、何かの拍子にメモ用紙の裏(つまり地形図としては表)を見てしまったが最後、それ以後仕事がまったく手につかなくなってしまうという致命的なものでありまして、図名のわからない地形図の、しかもその一部分だけのこの図は一体どこだろう?から始まって、仕事中だろうが何だろうがお構いなしに、地形図の底なし沼にずるずると限りなく引きずり込まれてしまうのであります。恐ろしや・・・

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| 地図と地形 | 20:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
「地図と測量の科学館」にあった高札
8月12日(土)午前中に、国土地理院の「地図と測量の科学館」へ行ってきました。私は地形図が好きなので、家の近く(車で30分ほど)にこんな施設があるのは嬉しい限りです。ちょうど夏休みも折り返し点を過ぎたところで、自由研究のネタを仕入れに来たと思しき家族連れで開館直後からけっこうにぎわっていました。
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| 地図と地形 | 22:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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