高校の後輩の訃報
 月曜日(12月9日)の朝メールをチェックしたら、知らない方からの「訃報」と題したメールが入っていた。訝りながらメールを開封すると、それは私の高校の後輩で本ブログにもときどきコメントをくださっていた safo さんの訃報で、彼女のパートナーとして闘病生活を支えてくださっていた方が、彼女のデスノートの指示によって送って下さったものだった。そういう方がいらっしゃることは彼女のブログで知ってはいたが、お名前までは存じ上げなかったのだ。

 彼女自身ブログで相当赤裸々に書いているからここに書いても差支えなかろうと思うが、彼女は30代でうつ病を発症、さらに40代半ばで乳がんが見つかり手術を受けた。がんはその後しばらくはおとなしくしていたものの5年後の一昨年末に再発し、それからの進行は速く、皮膚へも転移した。再度の手術と抗がん剤治療を受けながら約2年闘病を続けていたが、いただいた訃報によると今月の4日、入院先の都立多摩医療センターで亡くなったとのこと。
 うつ病とがんのことは彼女自身からも聞いてはいたが、そうなってからも本ブログを含むネット上のやり取りを続けてもいたし、何回か会う機会もあった。うつ病だといっても乳がんだといっても、顔を合わせれば高校時代と変わらない(もちろんお互いの年齢相応の変化は差っ引いての話だが)、私と13か月違いの可愛い可愛い後輩だった。享年51…早過ぎるじゃないか。
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Der Einsame im Herbst 秋日独思
 タイトルはマーラーの交響曲「大地の歌 Das Lied von der Erde」の第二楽章からとっておりますが、内容はそれとは全然関係ない下世話なものでありますので、悪しからずご容赦ください…

 SNS(Facebookとmixi)では既に公にしていますが、勤めていた会社が去る8月16日に解散しました。以前から売り上げが上がらず、このままではいずれ…と感じてはいましたが、8月15日までの夏休みが明けた16日の朝、「さあ出勤」と思っていたところへ自宅に電話があり、午後3時に本社へ全員集合とのこと。これはひょっとすると…と思いましたが、まさかその日に解散を言い渡されるとは思いませんでした。

 会社が解散したからといって、経理・事務担当の私の場合は即日失業ということにはならず、まだ会社清算のための仕事を続けています。清算業務といっても法律的なことは弁護士に委託しているので、仕事としては関係先への連絡と問い合わせ対応、退職者への対応、諸々の支払、不要物の処分等といったところ。
 とは言え、会社が解散したということはもう新しい仕事はないわけで、捨てるもの捨てて片づけるもの片づけちまえば「ハイそれまでヨ」でめでたく(?)解雇、失業でございます。どうなんだろ、次の給与計算の締めは10月10日だから、そこら辺で半端なくすっきりと、かな?それとも「給与の締めは関係なく一段落したらさっさと辞めてね」ということなんだろうか…いずれ長くはないんだがいつ明けるかわからない無期限状態、宙ぶらりんな感じです。

 いずれにしてももう会社に金は入ってこないのだし、幸い先週の台風が通過してからは昼間もそこそこ涼しくなったので、会社に来ても空調は入れず蛍光灯もつけずに窓を開け放します。節約にもなり明るい光と気持ちのよい風が入ってきて一石二鳥。まわりはまるで田舎なので人も車もめったに通らず、窓の外から聞こえてくるのは秋の虫の声と遠くで鳴く夏の名残のツクツクボウシ、モズの高鳴きと時々飛び過ぎる鳥たちの鳴き声くらいで実に静かです。
 思えば秋はいつも素面で明るく静かで、豊かな実りはあるものの、次第に迫る枯死とそれに続く長い長い冬の兆しをどこか頽(ものう)く見つめる季節でした。だから物事が終わるのにはふさわしいと言えるでしょう、喧騒と饗宴の夏が過ぎ野分も過ぎて、もう先には白く乾いた枯れ野しかないのだと、もう後戻りはないのだと、静かにきっぱりと言い渡されるこの時期が。

 私はこれまでに、会社の吸収合併など自分が意図したのでないものも含めると都合6回ほど転職を繰り返してきましたが、その間無職の状態であったのはたぶん休日の関係でやむを得ずはさまった一日だけで、必ず次の仕事を見つけてから前の会社を辞めてきました。根が小心者だからね〜(笑)。が、今度ばかりはいつ解雇されるのか今のところ見当がつかないし、次の仕事を探すのはちゃんと(?)解雇されてからにして、サラリーマン人生初の空白期間をおいてみようと思います。昔は「履歴書に空白があると次の就職に不利だ」などとも言われましたが、今度の場合はそれ以前に年齢が年齢だしねぇ…

 先週は屋外にあった飲み物の自動販売機と、工場用の酸素と二酸化炭素のガスボンベが撤去されました。だんだん身軽くなります。

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RAID6のストレージ
 職場のサーバのデータのバックアップ用にRAID(Redundant Array of Inexpensive Disks:レイド 複数のハードディスクにデータを分散して格納し、耐障害性を確保する技術)を組んだNAS(Network Attached Storage:ナス ネットワークに接続して使う外部記憶装置)を利用してまして…などと、いつもとちょっと違った雰囲気で始めてみましたが(笑)、私の職場では純・文科系のワタクシが毎朝サーバ様のご機嫌を伺い、何かあればすかさず業者さんに繋ぐという役目を担っております。と言ってもまず間違いなく何も起きないのですが、ここ数日異変が起きております。すわ、サーバ様ご乱心!?

 正確にはサーバ様がご乱心なのではなく、サーバ様のデータをバックアップするNAS(上述)がご乱心なのです。
 データのバックアップというと、サーバのデータを丸ごと別のディスクにコピーしておけばよいように思われますが、それではそのディスクが破損した場合全部のバックアップデータがいっぺんにだめになってしまうので、多くのストレージ(storage:データを保管 store しておく場所のこと、外部記憶装置)は、元データをいくつかのディスクに分けて何重にもダブって(それが RAIDに含まれている redundant:冗長な、という語の意味)コピーしておき、いずれかのディスクが破損しても他のディスクのデータを使って完全な元データを復元できるようにします。わが職場で使っているのは1TB(テラバイト=1,024ギガバイト=約105万メガバイト)のハードディスクが4つ束ねてあるもので、RAID6というレベルのRAID(上述)を組んであり、もしも4本のディスクのうち2本が破損してもデータが復元できるというものです。RAIDについて詳しく知りたい方はネットで検索してくださいね。
 さて、ある朝4本のうちの1本(No.3)が破損してエラーが出ました。上述のとおりRAID6では2本までの破損ならデータ復元可能なので、そこは慌てず騒がず業者さんに連絡し、交換用のディスクを手配してもらいました。業者さんの話では、破損の原因は不明だが、寿命かも知れないとのことでした。確かにログを見ると、バックアップ作業中ではなく何もしてないはずの時間に破損しているのでちょっと不思議ではありましたが、そうかぁ寿命じゃしょうがないか…。

 ところがその後の展開を見て、私はRAID6のストレージってのは言葉は悪いが意外と食わせものなんじゃないかと思うようになりました。確かに理屈ではディスクが2本破損してもデータの復元はできるのでしょうが、実際にはなかなかそうはいかないのです。というのは、破損したNo.3ディスクを交換した後に再び4本にデータを正しく振り分けるRAIDの再構築というのをやるのですが、この作業中に交換したのと別のディスクNo.1に破損が発生したのです。さらにその10時間後くらいにNo.4も破損して、「RAIDが崩壊しました」というメッセージが出ちゃいました。なにぃ〜崩壊!こうなるともうバックアップデータは復元できません。もちろんサーバ本体の中の元データはちゃんとしてるので業務に支障はないのですが、バックアップを全然取ってないのと同じ状態になったわけで、それじゃストレージの意味無いって…。
 RAIDが崩壊した原因を推測すると、まずもともと組み付けられていたディスクが4本とも同時期の同じロットの製品だったのではないか、そしてそれゆえに4本全部にほぼ同時に寿命が来たのではないかということ。品質管理がきちんとできていてバラツキがないというのは製品としては大変すばらしいことですが、同一装置中で同じ時点から同じ使い方をしていれば、寿命もほぼ同じ時期に来るわけです。
 さらに破損したディスクを交換してRAIDの再構築をする際には、いつもとは違うパターンで高密度のデータのやり取りを行うので、ディスクにいつも以上の負荷がかかるらしいということ。ただでさえ寿命が近づいているディスクにいつも以上の負荷がかかったら、そら逝きますわな。

 ところで、これってそれほど特別ではなくて、むしろよくある事態なんじゃないかと思うのです。つまり4本のディスクの寿命が極めて接近している場合、1本が逝ったときには他の3本もそれ以上の負荷に耐えられる状態ではなく、RAID再構築の際にバタバタと斃れるという事態が容易に想像できるのですね。この事態を避けるには、違う時期に製造したディスクを4本選んで組み付けるか、いっそ品質管理をユルめて製品をバラつかせる(品質管理コストも下げられる ^^;)か、とにかく1台に組み付けてある4本のディスクの寿命を積極的にずらすと良いと思うんですが、いかがでしょう?いわば何年も故障知らずだが逝くときは全システムがいっぺんにみんな逝く「太く短く・ぽっくり型」と、1年に1回くらいずつ故障するがシステム全体としては崩壊しない「細く長く・一病息災型」のどっちがいいか、という一種究極の選択…そりゃぁ「太く長く」がいいに決まってますけどね。
 ちなみに今回の問題のNASは、結局ディスク単位ではなく全体をそっくり新品に置き換えることになりました。太く長くでお願いしますよ〜。
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リージョン1用PC
Bernstein DVD 買っちゃいました!以前から見たいと思っていた LEONARD BERNSTEIN'S YOUNG PEOPLE'S CONCERTS with the NEW YORK PHILHARMONIC のDVD。しかし相変わらずボーナスも出ないのにこんなことしてて大丈夫なのか!?

 中味はこれからじっくり見ていくとして、実はこのDVDは米国からの輸入物で、日本で普通に使われているDVDプレーヤーやパソコンでは見られないのです。DVDにはリージョン(region:地域)コードというものがあって、あるリージョン(地域)用に作られたDVDはそれ以外の地域では見られない、というのが建前らしい。米国はリージョン1、日本はリージョン2に属しているので、米国用のDVDが日本のDVDプレーヤーやパソコンでそのまま見られるというわけにはいかないのです。DVDによってはリージョンフリーでどの地域でも見られますというものもあるらしいが、バーンスタインのこれはしっかりリージョン1と明記されています。

リージョン1<(右)上のDVDのケース裏側。ご覧のとおり「Region 1」と表示されています。>

リージョンフリー<(左)別のDVDの表示。世界地図の上に ALL と表示され、リージョンコードの設定に関係なくどこでも見られます。>

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| 暮らしの中から | 09:30 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
英語で読む自己啓発本
 今月になってからブログの更新が滞っていますが、体調が悪いとかいうことはないのでどうかご心配なく。ここしばらく花見やらオケの合宿やら休日出勤やらで貴重な週末の時間が空かなかったのが大きな原因ですが、実はそればかりでなく、しばらく前から自己啓発本、それも英語のやつに取り組んでいるせいもあります。

 これは去年から持ち越しになっている「人生五十周年記念・自分の天命と天職を見つけようプロジェクト(仮称)」の一環です。大学卒業以ほぼ30年にわたっていろいろな業種の会社で主に経理の仕事をしてきましたが、去年あたりから「どうもこれ(会社員)は違うな」と思うようになりました。自分の天分(があるとして)を発揮する道はこれではない、という気持ちが強くなってきたのです。
 しかし今のところはまだ自分が何をしたいのかが明確になっていません。そこで回り道のようですが、ちょっと本を読んでリフレッシュしてみようと思いました。


Awaken the giant within 実は私、あの「7つの習慣 The 7 Habits of Highly Effective People」の著者のスティーブン・コヴィーの著作を何冊か集中的に読んだ時期がありました。そこでこの機会に、数年前に買ったまま積ん読になっていたコヴィーの「The 8th Habit - From Effectiveness to Greatness(邦題は「第8の習慣「効果」から「偉大」へ)」を読もうと思いましたが、たまたまネットで知った Anthony Robbins の「Awaken the Giant Within」を先に読むことにし、アマゾンのマーケットプレイスで安いのを買ったのです。注文して1週間ほどで、英国からその本が届きました。洋書とはいえ古書も国際化してます。いまどきやねぇ。

 ところが現物が届いてびっくり、思ったより全然でかいし厚い!写真でその大きさがわかりますが、版型といい厚さといい、隣に置いた辞書とほぼ同じですよ!それほど難しい英語ではないのでなんとか今月中に読んでしまいたいのですが・・・そう、この本にもあるとおり decision が大切なのだ。よし、今月中に読むぞ!

 というわけで、しばらく読書に没頭しま〜す。
| 暮らしの中から | 19:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
減価償却資産の耐用年数表がおもしろい
 会社で固定資産の会計をやっていた頃には、「減価償却資産の耐用年数表」というもののお世話になってました。正しくは「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」に定める表(別表)で、内容は資産の種類とその耐用年数と償却率がずらずらと並んでいるだけのもの。おそらく経理屋さんや税務関係の人以外はまず目にする機会がないと思われます。仕事で使うには無味乾燥で、しかも適用を間違えると修正申告や追徴課税という事態もあり得るおっかない表ですが、仕事を離れて見てみると情報が豊富なだけに、これがなかなか面白いのです。

構築物-鉄道業用のもの たとえば元テツの私は別表第一の「構築物」の「鉄道業用又は軌道業用のもの」なんか見ちゃいますね。すると「軌条(いわゆるレール)」とか「まくら木」といったおなじみの物と並んで「帰線ボンド 5年」というものが出てきます。これはテツの中でも乗りテツ、撮りテツ、食べテツ等にはあまり縁のないもので、私も実体は知りませんが、ネットで調べるとインピーダンスボンドというものらしい。またその2行上にある「送配電線及びき電線」の「き電線」もやはり電気関係の用語で・・・ふむふむ、勉強になりますなぁ。
 あるいは「まくら木」の木製8年、コンクリート製・金属製20年という耐用年数の違いは直感的に妥当かとか、「橋りょう」の鉄筋コンクリート造でも金属造でもない「その他のもの」で想定されているのはレンガ造りかな、まさか木製ってことは・・・とか、ツッコミ所満載で興味は尽きません。

<表は耐用年数表の別表第一の該当部分。左から資産の種類(構築物)・構造又は用途(鉄道業用又は軌道業用のもの)・細目(軌条及びその附属品、まくら木、・・・)と並んでいて、その右の太字の数字が耐用年数、その右には減価償却の方法ごとの償却率が示されています。表としては実に無味乾燥です。>
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| 暮らしの中から | 16:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
雪の翌日の山歩き
 昨夜降った雪が5、6センチ積もって、今朝は一転冬晴れの青空が広がりました。こんな日は低山歩きにうってつけなのです。今日が休みの週末だったら、と悔やまれます。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪
 雪が降った翌朝がもし晴れたら、その日は近くの山を歩こう。足元はしっかり固めて、手袋に耳当て、毛糸の帽子。よく晴れて微風なら歩いているうちに暖まるから、厚手の防寒着は着て行かない。
 山に入ると、降雪で清められた空気は深々とあたりを満たし、聞こえるのは雪を踏む自分の足音と息づかい、ときどき啼く鳥の声、バサリ、ドサドサッと雪の落ちる音ばかり。谷あいの道は青っぽく沈み、足元が滑って肝を冷やす瞬間もなくはない。やがて日当たりのよい稜線に出ると、陽射しは明るく暖かく、青く澄んだ空には氷の粒の雲が浮かび、雪の飛沫もキラキラと輝きながら空中に漂う。谷をはさんで向かい合った稜線の雪が、陽射しを浴びてなんだかふんわりと暖かそうに見える。葉をすっかり落として明るくなった頭上の枝づたいに、小さく軽い毛玉のようなカラ類の集団がやって来て、てんでん勝手なおしゃべりとせわしない動きであたりの空気をかき乱し、やがてまた去ってゆく。
 このままどこまでも歩いて行きたいけれど、昼を過ぎれば雪はゆるんで泥濘となり足元を悩ませる。そうならないうちに早めに稜線を離れて、ふたたび青く冷たく沈み込む谷あいへ降りてゆこう。そこでも道端の小さい流れの氷が不思議な造形を見せてくれたり、うっかり踏み散らかした霜柱がガラスのようにきらめいたり、朝には気づかなかったものをまだいろいろ見出すことができるだろう。そうして幾分疲れを感じながら麓の町まで下りて来れば、乾いた道と夕陽と久しぶりの人臭さが、思いがけない懐かしさで私を包んでくれるだろう。
♪ ♪ ♪ ♪ ♪

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| 暮らしの中から | 20:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
新年のご挨拶

 震災と放射能汚染の影響を大きく深く被った年、また個人的には経済的にボロボロだった年(住宅ローンの返済額が上がったのに夏冬賞与共に無し!)が明けて、新しい年になりました。年が改まったからといって何かが目覚しく良くなったということもなく、やはり問題を一つずつかたづけながら一歩ずつ進んで行かなければならないことに変わりはありません。ひょっとしたら年末に買った宝くじが大当たりしているかも知れませんが、仮に当たっていたとしてもここに書くはずもなく(笑)、まぁいずれにしてもとりあえず無事に年を越せて何よりでした。

 何人かの方への年賀状にも書いたとおり、今年こそは「天命」を知ろうと思っています。論語の「五十而知天命(五十にして天命を知る)」の天命です。満50歳になり「これから一年かけて天命と呼ぶに足る仕事 Beruf を探せよ」と呼ばれた気がしたのは昨年のこと(こちら)でしたが、おそらくその思いが十分強くなかったせいでしょう、未だに「これが天命」というものを知るに至りませんし、その上に生活を成り立たせるべき仕事 Beruf の目途も立ちません。

 ちなみに昨年は結局失職せず、仕事も生活もほぼ同じ状況のまま今日まで続いてきたのですが、結果的にそのことが天命との巡り会いを遅らせているのかも、という思いもあります。つまり私の天命は現状の延長線上にはないんじゃないか、と。

 そのようなわけでこれから何がどうなるか自分でもわかりませんが、こちらをお読みいただく皆様には本年のご多幸をお祈り申し上げますとともに、お気が向いた時には精々お付き合いくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

| 暮らしの中から | 23:58 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
会社で拾った翔泳社のしおり
しおり これは会社の書庫の本棚の下に隠れるように落ちていました。おそらく4、5年前くらい前に買った本にはさまっていたものでしょう。実はこれ「知る人ぞ知る」しおりで、これについて書いているブログもいくつもあるのです。スワヒリ語以外の言語や Lesson 1 以降のバージョンはないようです。私も他にずるずる続けるよりこれ一発で終わったほうがお洒落だな、と思います。
 軽い気持ちでこのしおりのスワヒリ語をGoogle翻訳にかけてみたら、しおりの日本語とだいたい似たような感じの訳文が出てきたので、このスワヒリ語講座なかなかあなどれません。しかしスワヒリ語ですからね、「今すぐ使える」はちょっとねぇ・・・(笑)。ちなみにGoogle翻訳によると、角の赤い部分の「これはしおりです。」はスワヒリ語では「Hii ni alama.」だそうです。使える?

 <スワヒリ語の方はまだ見やすいですが、日本語は色も薄いし字も小さく少々見にくいので、念のために日本語の方だけ書き出しておきます。

三日間帰っていないので、銭湯に行ってきます。
それはバグではなくて、仕様です。
ああ、そのプログラマなら昨日逃げました。
予算は使い切りました。
今日は帰っても良いですか?
このプログラムのバグは、致命的ですね。
わたしは、転職することにしました。

いずれもなかなかショッキングな内容ながら、英単語集の例文のような淡々とした調子がヨイ。しかも思わず「あー、これあるかもね」とうなずいてしまいそう。>
| 暮らしの中から | 23:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
心が綻びること

 ここ一週間ほど、たちの悪い後ろ向きの仕事に見も心も囚われて鬱々としていました。よく「忙しいと心が滅びる」といいますが、物理的に忙しくはなくても、感動も共感もできず、意欲も創意もなく、世間が妙に物遠くモノクロームに感じられ、自分の行為や能力に積極的な意義を見出せなくて、ちょっと心が亡びかけていたかなあと思います。しかし心が亡びるというとかなり深刻な事態も含むので、そこまで深刻でなかった私の場合は一字違いで綻(ほころ)びかけていたくらいなのかな。幸いそんなたちの悪い仕事も一段落して、モノクロームだった自分の周りの世界にも今はようやく色が戻ってきたような気がしています。さてまたこの週末はオケやら何やらで忙しいんだよな・・・でも自分が受け入れられる忙しさなら、心は亡んだり綻んだりはしないのです。

  心が綻びかけていた一週間にも実はいろんなことが起きていました。特に10月10日(月・祝)に行われた筑波大学管弦楽団の第70回記念定期演奏会の新宿公演に行って、久しぶりに母校の後輩たちの演奏を聞き、自分が現役の頃の顧問の先生や同期や先輩や後輩やトレーナーの先生方にお会いできたことは、本来であれば大きな喜びであったはずでした。残念なことにその時まだ綻びかけていた私の心は鈍く頑なで、外からは冷淡でぼーっとしているように見えたことでしょう。本当に残念なことです。今後はこういう事態に陥らないように注意しないと。

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