ルクジューのこと
 沖縄に工房を構えて芭蕉布を織っている高校の同級生(こちらです、どうぞご贔屓に!)が、沖縄県立博物館で開催中(5月27日(日)まで)の沖縄復帰40周年記念「紅型BINGATA 琉球王朝のいろとかたち」展を見て大変感動した、とブログに書いていました。
 紅型(びんがた)が沖縄の染物であることだけは何となく知っていましたが、この機会に紅型についてもっときちんと知っておこうと調べているうちに、面白いものに出会いました。
 それは「ルクジュー」というもので、紅型の型紙を彫るときの下敷きに使うのですが、何と豆腐で作るのです。豆腐を陰干しまたは冷蔵庫で2ヶ月ほどかけて乾燥させた、10cm四方ほどの茶色い固い塊で、カンナで削って表面を平らにするというのですが・・・あれ?それって六条(ろくじょう)豆腐じゃないの?
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| ことばのこと | 21:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
英語で読む自己啓発本
 今月になってからブログの更新が滞っていますが、体調が悪いとかいうことはないのでどうかご心配なく。ここしばらく花見やらオケの合宿やら休日出勤やらで貴重な週末の時間が空かなかったのが大きな原因ですが、実はそればかりでなく、しばらく前から自己啓発本、それも英語のやつに取り組んでいるせいもあります。

 これは去年から持ち越しになっている「人生五十周年記念・自分の天命と天職を見つけようプロジェクト(仮称)」の一環です。大学卒業以ほぼ30年にわたっていろいろな業種の会社で主に経理の仕事をしてきましたが、去年あたりから「どうもこれ(会社員)は違うな」と思うようになりました。自分の天分(があるとして)を発揮する道はこれではない、という気持ちが強くなってきたのです。
 しかし今のところはまだ自分が何をしたいのかが明確になっていません。そこで回り道のようですが、ちょっと本を読んでリフレッシュしてみようと思いました。


Awaken the giant within 実は私、あの「7つの習慣 The 7 Habits of Highly Effective People」の著者のスティーブン・コヴィーの著作を何冊か集中的に読んだ時期がありました。そこでこの機会に、数年前に買ったまま積ん読になっていたコヴィーの「The 8th Habit - From Effectiveness to Greatness(邦題は「第8の習慣「効果」から「偉大」へ)」を読もうと思いましたが、たまたまネットで知った Anthony Robbins の「Awaken the Giant Within」を先に読むことにし、アマゾンのマーケットプレイスで安いのを買ったのです。注文して1週間ほどで、英国からその本が届きました。洋書とはいえ古書も国際化してます。いまどきやねぇ。

 ところが現物が届いてびっくり、思ったより全然でかいし厚い!写真でその大きさがわかりますが、版型といい厚さといい、隣に置いた辞書とほぼ同じですよ!それほど難しい英語ではないのでなんとか今月中に読んでしまいたいのですが・・・そう、この本にもあるとおり decision が大切なのだ。よし、今月中に読むぞ!

 というわけで、しばらく読書に没頭しま〜す。
| 暮らしの中から | 19:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
リコーGR1s
GR1s正面 ふと気がつくと1月にベッサR、2月にニコマートFT2と、今年になってから月替わりでフィルムカメラを使っています。そして3月はこれまたしばらく眠っていたリコーGR1s(1998年発売)を復活させました。

 これはたぶん15年くらい前に仙台に行った際、たまたまのぞいた地元の中古カメラ店で買ったものです。このカメラのよさ、特にレンズの優秀さについては先行機種のGR1(1996年発売)の頃から聞いていましたが、新品定価で95,000円という価格のため、購入するつもりはまったくありませんでした。ところが店頭に程度のよさそうな中古品がその半額程度で出ていたのでつい手にとったのが運の尽き、完動品であることを確かめ、店の6ヶ月保証付きで買いました。

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| 写真とカメラ | 23:15 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
減価償却資産の耐用年数表がおもしろい
 会社で固定資産の会計をやっていた頃には、「減価償却資産の耐用年数表」というもののお世話になってました。正しくは「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」に定める表(別表)で、内容は資産の種類とその耐用年数と償却率がずらずらと並んでいるだけのもの。おそらく経理屋さんや務関係の人以外はまず目にする機会がないと思われます。仕事で使うには無味乾燥で、しかも適用を間違えると修正申告や追徴課税という事態もあり得るおっかない表ですが、仕事を離れて見てみると情報が豊富なだけに、これがなかなか面白いのです。

構築物-鉄道業用のもの たとえば元テツの私は別表第一の「構築物」の「鉄道業用又は軌道業用のもの」なんか見ちゃいますね。すると「軌条(いわゆるレール)」とか「まくら木」といったおなじみの物と並んで「帰線ボンド 5年」というものが出てきます。これはテツの中でも乗りテツ、撮りテツ、食べテツ等にはあまり縁のないもので、私も実体は知りませんが、ネットで調べるとインピーダンスボンドというものらしい。またその2行上にある「送配電線及びき電線」の「き電線」もやはり電気関係の用語で・・・ふむふむ、勉強になりますなぁ。
 あるいは「まくら木」の木製8年、コンクリート製・金属製20年という耐用年数の違いは直感的に妥当かとか、「橋りょう」の鉄筋コンクリート造でも金属造でもない「その他のもの」で想定されているのはレンガ造りかな、まさか木製ってことは・・・とか、ツッコミ所満載で興味は尽きません。

<表は耐用年数表の別表第一の該当部分。左から資産の種類(構築物)・構造又は用途(鉄道業用又は軌道業用のもの)・細目(軌条及びその附属品、まくら木、・・・)と並んでいて、その右の太字の数字が耐用年数、その右には減価償却の方法ごとの償却率が示されています。表としては実に無味乾燥です。>
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| 暮らしの中から | 16:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
自分が出た演奏会:東京プロムナード・フィルハーモニカー第6回定期演奏会

 第1回の演奏会から参加している東京プロムナード・フィルハーモニカーの定期演奏会に今回も参加しました。今年最初の演奏会本番です。

東京プロムナード・フィルハーモニカー 第6回定期演奏会
日時:2012年3月4日(日) 14:00開演
場所:行徳文化ホール I&I(千葉県市川市)
曲目:劇音楽「エグモント」序曲(ベートーヴェン)
   交響曲第7番「未完成」(シューベルト)
   交響曲第6番「田園」(ベートーヴェン)
    アンコール曲
   ワルツ「春の声」(ヨハン・シュトラウスII世)
   ラデツキー行進曲(ヨハン・シュトラウスI世)
指揮:佐藤 迪

第6回定演ポスター 今回の曲目はどれを取っても大名曲で、私自身も何回か弾いたことのある曲でした。ということはお客様にとってもおなじみの曲たちであるわけで、前回の演奏会で演奏した世界初演のカスタネット協奏曲(今井重幸)とは違った種類の緊張感がありました。ちなみに今井重幸先生は今回の演奏会にもお客様としてお出でくださっていました。有難いことです。
 また「エグモント」序曲と「田園」の第四楽章はともにヘ短調(フラット4つ)という、弦楽器にとっては鳴りにくく演奏しにくい調で書かれていて、そういう点でも苦労しました。特に「田園」の第四楽章なんてちょっと演奏不能なところもあり・・・(汗)
 しかし「未完成」は丁寧で気を配った演奏ができていたし、「田園」も本番が一番健闘してたと思います。オーケストラも発展途上ながら、弦楽器がまとまった響きを作れるようになってきました。

 それと、これは非常に個人的な話ですが、私は数年前にこの曲を指揮したことがあって、そのときに確立させたこの曲のイメージや解釈、特に第二楽章の音型の扱いとか第五楽章の最後の sotto voce の指定のある部分の表情に対するそれは、今でも忘れていません。もちろん今回の演奏はそういう私自身の解釈とは全然関係ありませんが、今回の「田園」を弾きながら、「これとは違うけど自分の解釈もまんざら捨てたもんじゃないね」と思った瞬間が、実はいくつかありました・・・いやー、そりゃもちろん自分のことだもん、我田引水自画自賛、すごーく贔屓目に見ての話ですけどね(笑)。

 次回の曲はベートーヴェンの交響曲第2番とチャイコフスキーの交響曲第5番です。ベートーヴェンで弦楽器のアンサンブルに磨きがかかり、チャイコフスキーで管楽器が一皮むけると、オケとしていい方向に進むでしょう。

| オーケストラ活動と音楽のこと | 22:28 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
雪の日に思い浮かぶ曲
 今朝茨城では今年3度目くらいの雪が降りました。雪の予報が出ていたので朝5時ごろ起きて外を見たときにはほそぼそと雨が降っていましたが、7時過ぎに家を出たら雪になっていて車の屋根やガラスに1cmくらい積もっていたのでびっくり。結局午前中は降り続いて道路以外は数cm積もり、午後になって小雨になりました。

 その雪が降っていた午前中に仕事の都合で外に出たら、なぜか頭の中でモーツァルトの「レクイエム」の Rex tremendae majestatis (「恐るべき御稜威(みいつ)の王」)が鳴っていました。威厳に満ちてはいるが曲調としては単調な音楽が、降り続く雪の感じと合っていたせいでしょうか。以前は雪の日というとブルックナーの交響曲第9番第一楽章の第二主題(こりゃまたマイナーな!)を思い浮かべることが多かったです。いずれにしてもせっかくのナマ雪・リアル雪なのに、「♪雪やこんこ あられやこんこ(童謡「雪」)とか「♪雪が激しく降り続ける(高田三郎「雪の日に」)なんかは全く思い浮かびません。
 もう雪が降っただけで嬉しくて心が弾むような年でもなく、白ゆえに汚れやすいにも関わらず人からは純白と信じられてしまう雪の心の切なさへの感受性も漸く鈍磨して、ただ単調に降り続ける雪を見ては永遠とか超越的とからしきものを呆然と思うともなく思う、という感じですかね・・・うーん、それ何だか体温低いぞ(苦笑)。

モーツァルト<左:モーツァルトの「レクイエム」より「Rex tremendae majestatis」の一部。冒頭からでなく途中からですが、ピアノ伴奏譜なので曲のつくりが見やすくなってます。要するに女声(譜面の上2段)・男声(中2段)・ピアノ(原曲は管弦楽)の3つのグループがそれぞれ厳格な2声カノンを展開するように書かれているので、威厳に満ちてはいますが曲調の変化はほとんどありません。>

ブルックナー<右:ブルックナーの交響曲第9番第一楽章の第二主題の最初の動機とその確保。やはり音楽のつくりが見やすいよう、ブルックナーの弟子フェルディナント・レーヴェによるピアノ用編曲で示します。左手のゆったりとした歩み、右手の中声部の民謡のような穏やかな動き、上声部の息の長い歌。単純で展開も変化もしないが、美しい。>


| オーケストラ活動と音楽のこと | 22:35 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
山田和樹指揮・東混・東響の「土の歌・筑後川」を聞いて

土の歌・筑後川 iTunes で他の曲の音源を漁っていてたまたまこのCDが目に付きました。「筑後川」の第四曲「川の祭」や終曲「河口」、「土の歌」の終曲「大地讃頌」は人気曲で、私の高校の音楽部(混声合唱)も歌っていたし、私も「大地讃頌」は歌ったことがあります。もちろんいずれもピアノ伴奏で。
 「筑後川」のオーケストラ伴奏版は作曲者の團伊玖磨が指揮した福岡合唱連盟合唱団・九州交響楽団による演奏をエアチェックのカセットテープで持っていますが、当然もっといい音で聞きたいし、「土の歌」はピアノ伴奏の「大地讃頌」以外は未聴なので、さっそくダウンロードしました。

 私はここ十数年、いやもっとかな、プロの合唱団の演奏を聞いていなかったので、この録音を聞いて驚きましたね。昔のLPやCDでなじんでいた東京混声合唱団の発声や響かせ方とは違って、今風というか、力まずしなやかな発声でビブラートも抑制され、一昔前のクレヨンでぐいと描いたような力強くみっちり詰まった響きやカンタービレな歌いこみ方ではなく、もっと透明で柔軟で、ちょっと古楽の合唱っぽい感じになっているように思いました。特に弱音の部分の透明さが際立って美しい!オーケストラに古楽奏法が取り入れられつつあるように、私がずっとオーケストラや器楽方面にかまけていた間に、合唱界にもそうした動きが進んでいたのでしょうか。

 指揮者の山田和樹はオーケストラにもそうした傾向の音を求めたようで、全体として美しい響きを基本に彫琢を凝らし磨きぬいて、すべての曲を豊かに充実した音楽作品として提示しているという印象を受けました。音楽的に聞き応え十分で、東混のレベルの高さも堪能でき、聞いてよかったと思いました。
 しかしそれと同時に「筑後川」の演奏については、これはこの曲のまさに2011年3月3日(演奏・収録日)の姿であり、かつて作曲者自身の演奏で聞いた姿からかなり違っていることに驚きました。それが良いとか悪いとかではなく、作品が作曲者の手を離れ後代に受け継がれていく上で不可避に被る変容の現場に、私は立ち会ったのかも知れないなぁ、と感じたのです。

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| 聞いて何か感じた曲、CD等 | 20:18 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
コダックゴールド100とニコマートFT2で試し撮り
 先日、米国での破産法適用申請が報じられたイーストマン・コダック。私はこれまで同社の製品を使ったことがほとんどありませんでした。昔はコダックのフィルムは高かったのよ(^^;)。高校生の頃に一度だけ白黒フィルムのPLUS-X PANを使ったのと、社会人になってからやはり一度だけリバーサルフィルム(スライド用の、色がそのまま出るフィルム)のコダクロームを使ったのと、50年の人生でただ2回、計2本だけです。ところが先日近くの写真店をのぞいたら、ISO100のカラーネガフィルム「コダックゴールド」24枚撮りがバラで安売りされていたので、これ幸いとさっそく例のニコマートFT2に詰め、試し撮りをしてみました。

 先日見に行った今和次郎採集講義展の会場パナソニック汐留ミュージアムのあるパナソニック東京汐留ビル(東京・汐留)のすぐ隣に、日本で最初の鉄道駅である旧・新橋停車場が復元されています。それでまずはここで撮影を試み、そこから三越前駅近くの奈良まほろば館を訪れ、その翌朝につくば市内の近くの公園で撮影しました。撮影したフィルムは写真店で現像後CDにしてもらいました。
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| 写真とカメラ | 20:18 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
今和次郎 採集講義展を見ました

採集講義展 私が今和次郎(こん・わじろう)の名前を初めて聞いたのは、今から30年以上も前に大学で受けた日本民俗学概論か何かで、たぶん民家の研究者としてだったと思います。しかし私がこの人に興味を持つようになったのはそのかなり後、赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい)や藤森照信(ふじもり・てるのぶ)の著作を通してで、そのとき初めて「考現学」の提唱者・実践者としての側面を意識したのでした。

 そうした伏線があって、先週の土曜日(2月18日)に「今和次郎 採集講義展」を見に行ったわけですが、ここではまた彼の新たな側面を見出すことができました。それは「生活者への信頼と愛情」の眼差しで、おそらく初期の民家研究や関東大震災をきっかけとした考現学活動の中でそれと意識され、その後もずっと深められていったのであろうと思います。学問的興味や知的好奇心とはまた別のもので、彼の手がけた建築や生活改善のための教育活動にまで通底しています。
 そろそろ東日本大震災から約一年、昨年はまだ緊急避難的な「絆」の年でしたが、これからはしっかりとした持続可能な生活を取り戻していくことが大事だし、一方で世界のどの国も経験したことがないような急激で深刻な少子高齢化と人口減少の時代に、私たちと子孫たちはどのように対処しながら暮らしていけばよいのかということも考えられなければなりません。私たちが直面しているそのような状況を重ね合わせてみて、時代は違うけれども人々の生活を飽くなき探究心とともに明るく愛情深い目で見つめ続けたこの人に、改めて感銘を受けました。

 この展覧会は
(I)  農村調査・民家研究の仕事
(II) 関東大震災−都市の崩壊と再生
(III) 建築家、デザイナーとしての活動
(IV) 教育普及活動とドローイングのめざしたもの
の四部構成になっています。これに当てはめると、私が大学の民俗学概論を通して触れたのは(I)の側面、赤瀬川・藤森らの著作を通じて興味を持ったのは(II)と(III)の一部(渡辺甚吉邸の室内装飾やカトラリーのデザイン)の側面でした。そして今回の展覧会で新たに(III)と(IV)の側面に触れることができた、ということになります。これまで知らなかった今和次郎の新たな側面を見出すことができたという点で、有意義な展覧会でした。会期はまだ一ヶ月以上あるし、2月26日までと2月28日以降では一部展示が入れ替えられるらしいので、今ならまだ二度楽しめます。興味のある方はぜひどうぞ。入館料500円はお値打ちだと思いますよ。

 ※こちらのレポートはよくまとまっていると思います。どーです、見に行きたくなったでしょ?

| 地域とくらし、旅 | 19:37 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
ニコンF3HPからニコマートFT2へ
 またカメラの話です。カメラ、好きなんです(笑)。
 ニコンF3HPという一眼レフを持っていました。F3は1980年代のニコンの最高級機で、HPというのはメガネをかけていても画面全体を見渡せるハイアイポイント(HP)ファインダーを載せているタイプです。ところがこのカメラがいつの間にか故障して、電源が入らなくなってしまいました。ニコンF3のシャッターは電子制御シャッターなので、電源が入らないと写真が撮れません。
 本来は修理に出すところですが、実は私はこのカメラと何となくそりが合わず、これまでもあまり使ってこなかったので、いっそ手離してどこかの誰かに有効に使ってもらった方がいいかも知れないと思い、近くのカメラ店に持ち込んで、普通なら1万以上の値がつくところを故障品ゆえ3千円で買い取ってもらいました。
 しかし相手がキカイとは言え、しっかり使い込んでいい関係を結ぶまでに至らないまま、しかも故障したまま手離してしまうのは、何だか心が痛みます。中古で入手したので私のところに来る前はどうだったのかわかりませんが、ひょっとして幸薄い星の下に生まれたやつだったのかも・・・許せF3、お互い精一杯幸せになろうな!

 私の手元にはもう一台、20数年使い続けているニコンFEという一眼レフがあるので、交換レンズなどの資産はF3HPがなくなっても無駄にはなりません。しかしFEもやはり電子制御シャッターの絞り優先AE機なので、その中の電子部品が逝ってしまったらF3HP同様カメラの機能は失われます。35年前に設計されたFE用の電子部品なんて今では製造されてませんから、壊れたら他のニコンFEから移植するしかありません。そこでにわかに「壊れても修理可能な機械式のニコン一眼レフが欲しいぞ!」という物欲が目覚めてきました。軍資金はニコンF3HPの売却代金3千円です。俺、きっと幸せになるよ、F3!
 機械式のニコン一眼レフというと、まずは名機ニコンFとその後継機で私がかつて愛用したニコンF2、さらにFEの兄弟分のニコンFMとその後継機FM2/NewFM2、そして機械式と電子式のハイブリッドシャッターを搭載しているニコンFM3A・・・しかしこれらはどれも中古市場ではけっこういい値がついていて、ヤフオクでも完動品はなかなか万を切りません。3千円じゃなぁ・・・と半ば諦めかけていたら、「そうだニコマートがあるじゃないか!」と思いつきました。

FT2正面<完全にフライングですが、F3と引き換えに入手したニコマートFT2ボディに35mmf2を付けた図。このレンズはAiレンズながら爪が付いていてニコマートでも開放測光可。>

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| 写真とカメラ | 22:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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